[米国] FCC 14-208官報掲載、KDB更新

2015年6月12日に2014年12月30日発行されたFCC 14-208が官報に掲載されました。ほぼ内容的には同等となっています。TCBが全ての認可を行うことになり、適合宣言だけではなく証明に対してもFCCが認める認可機関に認められた試験所での対応が必要となります。

2015年7月13日に有効となり、測定方法としてANSI C63.10:2013は2016年7月13日から要求され、SVSWRはANSI C63.4:2014に基づき 2018年7月13日から要求されます。

詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

* 47 CFR Parts 0, 1, 2, 15 and 68 [FCC 14–208]
.  Authorization of Radiofrequency Equipment: Final rule.

 

以下KDBがFCC 14-208及びUNII規定の延期のFCC 15-61に合わせて更新されています。

2015年6月9日
558074】 15.247, Digital Transmission Systems, DTS, DTS Measurements and Procedures
※2015年12月2日以降W58は§15.247で認可できない

848637】 UNII Client Device without Radar Detection, DFS Test Report, Section 15E, 15.407, FCC 06-96,
※本KDBは2015年6月2日以降クライアントデバイスの変更申請に適用可能(旧手順)

443999】 15E, U-NII, UNII, Dynamic Frequency Selection, DFS, DFS Approval
※本KDBは2015年6月2日以降クライアントデバイスの変更申請に適用可能(旧手順)

789033】 Part 15 Subpart E, UNII, U-NII, , U-NII Test Procedures
※変更申請であれば、2016年6月2日までは旧ルールで可能。2016年6月2日以降販売するものは全て新ルールへの適合が必要。W58についてはKDB 558074参照

2015年6月10日
905462】15.401 UNII,U-NII, DFS Test Procedures
※新旧を混同しないこと、U-NII-1,2,3毎に新旧を識別すること、U-NII-3は2015年12月1日まで旧ルールにより認可可能、既に認可された機器に新U-NIIバンドの動作を加える以外は、旧ルールを使用して2016年6月1日までは変更申請が可能、2015年6月2日以降、DFSバンドを加えるU-NII-2バンドの変更申請は新ルールに従うこと、2016年6月2日以降旧ルールの機器は販売不可

2015年6月12日
628591】TCB Exclusion Lists
※ FCC 14-208官報掲載に伴い、FCCは一切の認可を行わず、TCBが対応するものとする

357746】SAR Laboratory Approval
※ SAR試験所に関する要求事項は、KDB 974614に基づく(認定が要求されるということ)

161357】Grants Dismissed, TCB grants, 30 day set-aside period
※認可後30日以内はTCBが認可取下、再認可可能、それ以降はFCCにより取下、再認可可能

300643】Part 15 Intentional and Unintentional Radiator measurement procedures
※測定方法は、2016年7月13日以降、ANSI C63.4:2014、ANSI C63.10:2013を要求

920091】Telecommunication Certification Body
※ TCBに関する要求は、KDB 641163に基づく

746324】CE Mark and use of CISPR 22 limits
※  CEマーキングはFCC適合性には使用できない。放射リミットをCISPR同様を使用する場合はANSI C63.4:2014に基づき測定を行い、1 GHz以上の測定に関してもFCCの要求を満たすこと

349827】Test Laboratory Qualifications
※  2016年7月13日以降、証明、適合宣言に対するレポートを作成する試験所は認定を受けたものであること。検証に対して認定は不要

822428】Antenna Calibration Procedure
※  測定に使用するアンテナはANSI C63.4:2014、ANSI C63.10:2013を参照、校正はANSI C63.5:2006に基づくこと

704992】Test Site Validation Requirements above 1 GHZ
※  1 GHz以下に関してはANSI C63.4:2014に従うこと、1 GHzを超える場合は、2018年7月13日まではANSI C63.4:2014が要求する二つの方法(①CISPR 16-1-4:2010、②グランドプレーンの最小面積が規定されるように吸収体でカバーされる)を認めるが、それ以降はCISPRに基づくこと。

546630】Supersede; TCB Procedures; Form 731
※ 30日以内であれば、FCCにコンタクトを行うことなく複数の文書の置換えが可能、30日を超えた場合はカバーレターを添えてFCCにコンタクトを取ること

2015年6月13日
368196】Testing RF devices with cables used for maintenance
※ 2015年6月12日発行分の誤記訂正(Device追加のみ):通常使用でないメンテナンス等のケーブル接続は試験には不要.

200443】15.253; 15.255; 15.257; Millimeter wave device measurement procedures
※ ANSI C63.10:2013 9項を参照にして添付文書を一部削除(ANSIの誤記を指摘)

2015年6月15日
470998】15.239, Part 15 FM transmitter
※測定はANSI C63.10:2013に従う。試験サイト、現場試験の記述あり

460108】Radiated emission measurements below 30 MHz
※ ANSI C63.4:2014 4.5項、ANSI C63.10:2013 4.3.1項に基づきモノポールの使用は不可

373026】IEEE Std 187-2003, TV Receivers
※本文書は廃止


[カナダ] ICES-008Draft ICES-005

2015年6月12日にインダストリーカナダはICES-008:ケーブル分配システムに対する規格を発行しています。
また以前からCISPR 15との整合が検討されていたICES-005:照明機器のドラフトが発行されています。
詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

  • ICES-008 — Cable Distribution Networks
  • ICES-005 — Lighting Equipment Draft

 


[日本] 高周波利用設備、60 GHz

2015年6月11日に以前から検討されてきた国際的な整合のため、高周波利用設備に関する規定が改定されました。機器により1年から5年の猶予期間が設定されています。

2015年6月16日に60 GHz帯の周波数の電波を利用する無線設備の高度化に係る技術的条件に関する答申が行われています。

60 GHz帯を利用する画像伝送及びデータ伝送用無線システムは、免許を要しない無線局(特定小電力無線局)として、2000年に制度化され、ワイヤレスHDMIやビル間通信等の用途で広く利用されてきました。

また情報家電機器やモバイル端末等における大容量コンテンツを高速転送可能なシステムとして、60GHz帯を利用するIEEE802.11ad/WiGig等の国際標準規格に準拠した製品の導入が国際的に進められています。このような背景を踏まえ、60 GHz帯無線システムの技術基準を諸外国と調和の取れたものにし、通信の大容量化や通信距離の拡大を実現することを目的としています。

空中線電力を10 mW以上を認める緩和を行い、占有帯域幅を2.5 GHzから9 GHzへ大幅に緩和します。

⇒ 詳細はこちらをご参照ください。


[規格] CISPR 11TR 103 332IEC 61000-4-6EG 203 336EN 55032EN 60669-2-1

2015年6月9日
CISPR 11:2015  WPT対応、APD採用
Industrial, scientific and medical equipment – Radio-frequency disturbance characteristics – Limits and methods of measurement

CISPR 11:2015 RLV Redline version

 2015年6月11日
ETSI TR 103 332 V1.1.1
Impact of CENELEC EN 55032 on ETSI EMC Standards

2015年6月12日
IEC 61000-4-6:2013/COR1:2015  *正誤表
Part 4-6: Testing and measurement techniques – Immunity to conducted disturbances, induced by radio-frequency fields

2015年6月18日
Final draft ETSI EG 203 336 V1.1.1 (2015-06)
Guide for the selection of technical parameters for the production of Harmonised Standards covering article 3.1(b) and article 3.2 of Directive 2014/53/EU

2015年6月19日
EN 55032:2015  DOP:2016-02-05、DOW:2018-05-05
EMC of multimedia equipment – Emission Requirements

EN 60669-2-1:2004/A2:2015  DOP:2016-02-04、DOW:2018-05-04
Part 2-1: Particular requirements – Electronic switches

 

DOP:国内規格の最終発行日
DOW:本規格に矛盾する国内規格の終了日