現行のAV機器の規格 IEC 60065とIT機器の規格 IEC 60950-1に置き換わる規格として、IEC 62368-1第1版が2010年1月に発行され、更に実用化に向けた第2版が2014年2月26日に発行されました。この規格は、従来の規範的なアプローチではなく、Hazard Based Safety Engineering(HBSE: 危険から始まる安全工学)というエネルギ源、伝達メカニズム及びセーフガードの3つのブロックを重視した技術原則に基づいて作成されています。

IT/AV機器の製造者の皆様におかれましては、この新しい規格への適合を達成し実証することが必要となり、既に対応を検討され、準備を開始されているお客様も多いかと存じます。

ULでは、お客様が自信を持って新規格への対応を進めていただけるように、IEC 62368-1比較試験サービスを実施しています。

このサービスは、

  • IEC 62368 -1のセミナーに参加したり、 資料で勉強したりしているが、正しく設計に反映されているか、実際に実機で評価してみないと不安である。
  • 既にIEC 60950-1もしくはIEC 60065でCB試験認証を取得し、この規格における適合は確認できているが、IEC 62368-1では不適合が発生するか検証してみたい。
  • IEC 62368-1の全ての要求事項に準じた評価 まで は必要ないが、ある特定の項目だけ評価してほしい。

など、お客様の様々なニーズや状況に応じた試験・評価を実施することが可能です。

また、ULのエンジニアとの意見交換を通じて、新規格への対応に役立つ知識や情報を得るというメリットも期待していただけます。

上記のような比較試験のみならず、お客様の事業所にて実機を基に具体的に解説するカスタマイズド・セミナーも提供可能ですので、遠慮なくお問い合わせください。

皆様のご利用をお待ちしております。

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