執筆: 株式会社 UL Japan  博士(工学) 岩沢こころ

JETI 「2016年新技術年鑑」
2016年6月臨時増刊号
115-118ページ掲載

0_jeti2016062016年4月、ULはパナホーム株式会社の一般新築住宅NEW『CASART』に対して、世界初の住宅室内空気質の第三者認証「住宅向けグリーンガード認証」を発行しました。本認証は、チャンバー内に保持した建材、電子機器などから放散される化学物質を測定して認証する従来のグリーンガード認証とは異なり、直接住宅の空気質を捕集して測定するという新しい認証で、世界的にも厳しい認証基準を持つ点も特徴の一つです。

LEED認証*の世界的普及に見られるような環境基準のグローバル化が進む中、国内の企業が世界に先駆けて本認証を取得したことにより、国の規制等では根本的な解決には至っていない国内のシックハウス問題の改善と住宅産業の活性化が期待され、今後の動向が注目されています。本認証の概要、試験法・認証基準、意義などについてご説明した寄稿文が、エネルギー・化学・プラントの総合誌JETIの2016年6月臨時増刊号「2016年新技術年鑑」に掲載されました。こちらからご覧になれます。どうぞご参照ください。(2016年9月)

*LEED (Leadership in Energy and Environmental Design)認証:米国グリーンビルディング協会(USGBC:US Green Building Council)が開発および運用を行っている、世界で最も認知度の高いグリーンビルディング認証システム。日本はLEED認証取得件数では他国に遅れをとっている状況だったが、近年のLEED認証の申請、取得件数は急激に増えつつある。