プラスチックサプライヤーを対象とするこの新しい認証サービスは、「Forever Chemical(永遠の化学物質)」と呼ばれるPFASが自社のプラスチック材料製品に含有せず、製品がサステナビリティ要件を満たし、人々、動物、環境の保護に役立つことを実証するために役立ちます。
フラスコやシャーレに入った化学物質
【ノースブルック (米国イリノイ州) 2025年1月14日】安全科学におけるグローバルリーダーであるUL Solutions(NYSE:ULS)は、新たなサービスであるnon-PFAS認証を発表しました。この新しい認証サービスでは、「Forever Chemical(永遠の化学物質)」と呼ばれ、パーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物(PFAS)として知られる化学物質が、プラスチック材料およびコンポーネントに特定の基準値以上含まれないことを認証します。

PFASとは、水、汚れ、油、熱、シミ、グリースに耐性を持つプラスチックの製造に使用される数千種類の物質のグループを指します。さまざまな製品にPFASを含むプラスチックが使用されており、自然界での高い残留性から人や動物に害を及ぼす可能性を懸念されています。

UL Solutions Engineered Material事業本部の副社長兼ゼネラルマネージャーであるPaul Ngai氏は次のように述べています。「健康や環境に対するPFASの長期的な影響について懸念が高まっています。これを受けて、世界中の規制当局は新たな要件を設けており、多くの業界、製品の安全性および性能に広範な影響が及ぶものと考えられます。当社の新しいnon-PFAS認証では、プラスチックサプライヤーとその顧客が、より安全でサステナブルな製品を市場に投入するための支援が可能です」 。

UL Solutionsの試験では、「UL 746G:the Outline of Investigation for Non-Fluorine and Non-PFAS Containing Materials」に基づき、プラスチック材料に特定PFAS化合物およびフッ素含有量を確認します。この新サービスであるnon-PFASおよびnon-Fluorine材料認証は、UL Solutions Yellow Card™ Plastics Recognition Program (イエローカードプラスチック認証評価プログラム)に開示されます。イエローカードは、世界的に認知されたプログラムであり、お客様が第三者認証を通じてプラスチックの安全性、品質、性能を実証するのに役立ちます。このプログラムでは、設計者、エンジニア、サプライヤーがUL Product iQ®データベースで認証済みプラスチックのプロバイダーを見つけ、サステナビリティや新しいPFAS要件に対処できるように支援します。

non-PFAS認証は、世界中のプラスチックサプライヤーが利用できます。
 
▽UL Solutionsについて
安全科学における世界的リーダーとして、UL Solutions (NYSE: ULS) は、110か国を超えるお客様に、安全性、セキュリティ、サステナビリティに関する課題を機会に変える支援を提供しています。弊社は、試験、検査、認証サービスや、関連するソフトウェア製品およびアドバイザリーサービスを提供し、お客様の製品イノベーションやビジネスの成長をサポートします。UL認証マークは、お客様の製品の信頼性の証として認知されており、安全性に関する我々のミッションを推進するという揺るぎないコミットメントを反映しています。お客様のイノベーションや新製品およびサービスのリリース、グローバル市場への展開や複雑なサプライチェーンへの対応を支援することで、将来に向けてサステナブル、かつ、責任ある方法で成長を実現するためのサポートを提供します。我々の科学的知見をお役立てください。

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