危険エリアでの使用を意図した電気機器を日本市場で販売するためには、日本の防爆構造電気機械器具に係る型式検定(JPEx)に基づく型式検定合格証を取得する必要があります。

日本防爆(JPEx)型式検定について

日本防爆(JPEx)型式検定は、日本国内において爆発性雰囲気で使用する電気機器に求められる必須要求です。この型式検定は、危険エリアでの使用を意図した電気機器に対する国際規格(国際電気標準会議の防爆機器規格適合性認証制度(IECEx)や爆発性雰囲気での使用を意図した機器に関する欧州連合のATEX指令)に相当する制度です。(ATEXは、フランス語で「爆発性雰囲気での使用を意図した機器」を意味する「appareils destinés à être utilisés en ATmosphères EXplosives」という、危険物に関する表現に由来しています。)型式検定プロセスでは、日本の規制で定められた指定の安全基準を満たしているか判断するため、厳格な試験と評価が行われます。

日本防爆(JPEx)型式検定が必須の理由

市場アクセス – 日本で防爆機器を販売するためには、日本防爆(JPEx)型式検定合格証を取得することが前提条件になります。この合格証がなければ、製造者は日本国内の危険エリアで使用される製品を合法的に販売することが認められません。

安全性の向上 –この合格証は、機器が爆発性ガス、粉じん、繊維のある環境下で稼働するための安全基準を満たしていることを示し、事故リスクの軽減や、職場の安全性向上に役立ちます。

製造者は日本防爆(JPEx)型式検定合格証を取得することで、安全性と品質へのコミットメントを実証し、市場での競争優位性を獲得することができます。

弊社の日本防爆(JPEx)型式検定サービス

UL Solutionsでは、製造者が日本防爆(JPEx)型式検定の申請プロセスを円滑に進められるように支援する、包括的なサービスを提供しています。型式検定合格証取得に至るプロセスを簡素化し、お客様の製品が必要なすべての安全基準を満たしていることを実証し、自信をもって日本で販売していただけるよう支援します。

グローバル市場への製品展開を予定されている場合、まずIECEx認証の取得をご検討いただくことを推奨いたします。並行して、日本国内での販売に向けて、JPEx(日本防爆)認証の申請を技術審査プロセスを通じて進めることが可能です。

サービスの詳細につきましては、お気軽にお問合せください。