2016年4月6日発表
株式会社UL Japan

米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:米国イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人 株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下ULJapan)は、ワイヤレス電力伝送装置(WPT)の型式試験および通信局への届出サービスを開始すると発表しました。今回のサービス開始により、製造業者のワイヤレス電力伝送装置の型式認証対応のニーズに迅速に対応できます。このサービスは、UL Japanの全てのEMC試験所(本社、横輪(三重県伊勢市)、湘南(神奈川県平塚市)、鹿島(千葉県香取市))にて対応可能です。

漏洩する電波が他の無線通信に妨害を与えるおそれがあるため、高周波利用設備を設置するには、総務大臣から個別の許可を取得することが電波法100条により規定されています。従来から型式指定の対象となっていた超音波洗浄機、超音波加工機といった高周波利用設備に加えて、「電磁誘導」、「電波受信」、「共鳴」の3種類の「非接触電力伝送装置(ワイヤレス電力伝送装置(WPT))」が、総務省により2016年3月15日付で型式指定の対象となりました。これによりワイヤレス電力伝送装置は所定の試験を受けることで総務大臣による個別の設置許可が不要となります。

ワイヤレス電力伝送は今後、携帯端末充電器、家庭用電気製品、情報通信機器などへの採用が予測されており、需要の増加が見込まれます。UL Japanは新技術にいち早く対応し、サービスの拡充を図っていきます。

上記新サービスに関するご質問・お問い合わせは、株式会社UL Japan コンシューマーテクノロジー事業部(E-mail: emc.jp@ul.com) までお願いします。

 

【ULの概要】
ULは、認証、試験、検査、アドバイザリー/トレーニング・サービスの提供によって、120年以上にわたり、発展を遂げてきた世界的な第三者安全科学機関です。人々に安全な生活/職場環境をもたらすというミッションの下、10,000名を超えるプロフェッショナル・スタッフを擁するULは、調査/規格開発活動を通じて、安全において進化し続けるニーズの継続的促進と対応に取り組んでいます。そして、製造企業をはじめとする各種企業、貿易団体、国際的規制機関のパートナーとして、複雑さを増すグローバル・サプライチェーンに対するソリューションを提供しています。詳細はウェブサイト ( UL.com ) をご覧ください。

【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト( www.UL.com/jp ) をご覧ください。

 

【本件に関するお問い合せ先】

株式会社UL Japan
マーケティング部  担当:山崎 Tel: 03-5293-6031 Fax:03-5293-6001

株式会社UL Japan 広報代理
アリソン・アンド・パートナーズ株式会社  (旧 フォーカスト・コミュニケーションズ株式会社)
担当:水本・高森   E-mail: ul_pr_japan@allisonpr.com    Tel: 03-6809-1300 Fax: 03-6809-1301