CEとUKCAマーク用のULの建設製品安全サービスは企業のBREXIT後の市場アクセス維持をサポート
世界的な安全科学のリーダーであるULは2日、欧州連合(EU)のCEマークと英国(UK)のUKCAマーク向けの建設製品規制(CPR)関連の安全性試験と認証サービスにより、企業が英国のEU離脱(BREXIT)後の市場アクセスを維持できるようにすると発表した。UKCAマークは欧州のCEマークに代わってイングランド、スコットランド、ウェールズの製品向けに導入されており、2023年1月1日から規制対象の製品に義務付けられる。

英国と欧州の両方の市場に製品を展開することを検討しているメーカーの場合、認証は、CEマークのEU通知機関(NB)と技術評価機関、およびUKCAマークの英市場適合性評価機関(UKMCAB)の両方で完了する必要がある。ULは安全性試験と認証プロセスを統合することで、建物に恒久的に設置するさまざまな電源、制御、通信ケーブルなどに関する次のような包括的なサービスを提供できるようになった:

  • 欧州市場向けのCPR製品のCEマークの要件に対する試験と認証
  • CPR製品またはイングランド、スコットランド、ウェールズ向けのUKCAマーク
  • 北米向けのUL安全性試験と認証
  • 国内、国際、業界の各仕様に基づいたケーブルとケーブルアセンブリー向けの各種の性能試験サービス

ULのMorten Lassen欧州地域担当副社長は「当社の科学主導の試験と認証は、ケーブルメーカーによるEUのCEマークと英国のUKCAマークの建設製品規制に準拠しているかどうかの評価をサポートする。このことは、彼らメーカーが安全への献身を実証し、欧州全体で市場アクセスを達成するのに役立つ。メーカーは、EUと英国の両方に対するULの包括的なサービスソリューションの下で、試験と認証をグローバル要件に統合することにより、時間と費用を節約できる」と語った。

製品は、CEマーキングについてはUL International B.V.で、UKCAマーキングについてはUL International(U.K.)Ltdで、Assessment and Verification of Constancy of Performance (AVCP) (性能の一定性の評価と検証)システム1+の下で認定される。Product Area 31(製品エリア31) (Power, Control and Communication Cable=電源、制御、通信ケーブル)によると、これはEUと英国の両方への市場アクセスのコンプライアンスを確認するのに役立つ。ULはケーブルのAVCPシステム3 のCEとUKCAマーキング要件を容易にすることもできる。

注:北アイルランド市場に参入する製品は、UKCAとUKNIマーキングが必要な場合がある。

ケーブル向けのULのCPR評価サービスの詳細は次を参照:CPR Evaluation Services for Cables

 
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