「第三高容量バッテリー試験エリア」開設
新たな試験設備の導入で、試験能力を強化。より迅速なサービスが可能になりました。
バッテリーの高容量、高エネルギー密度化、多様化に対応するために、2024年10月、3基目となる大容量防爆槽 (第三高容量防爆槽) を新たに導入しました。これにより、ポータブル電源をはじめとする新たなバッテリーの試験能力が強化され、お客様のニーズに迅速に対応できる体制が整いました。慢性的なバッテリー試験設備不足の解消と共に、バッテリー及び関連製品の安全認証/信頼性評価にさらに寄与し、新たな試験設備でお客様の試験実施を支援します。
第三高容量防爆槽のサイズは幅4m、奥行き4.7m、高さ2.4mで、既存の高容量防爆槽の約2倍の大きさがあり、試験エリアにはより強力な排煙設備を備えています。
試験サンプルに取り付けた熱電対、ロガー、電流検出プローブを使用して温度、電圧、電流をモニタリングすることができ、内部に設置された4台のカメラで内部を観察しながら試験の実施が可能です。
対象製品
ポータブル電源、産業・モビリティ・民生・住宅用バッテリーセル、軽車両用バッテリー、ポータブル機器用バッテリー、家庭用および商用バッテリー、パワーバンク (モバイルバッテリー) 等
第三高容量 (防爆) 槽
槽内寸法 (W x D x H mm): 4000 x 4700 x 2400 バッテリー試験用設計
実施可能な試験
Projectile試験、衝撃試験、耐類焼試験、強制内部短絡試験、圧壊試験、釘刺し試験、外部短絡試験、過充電・過放電試験 (その他試験、試験目的など詳細はこちら)
対応規格
UN 38.3、IEC 62619、IEC 62660、IEC 62133、UL 2271、UL 2580、UL 1973、SAE J2464、JIS C8715、ポータブル電源に係るSマーク追加基準 等
新規導入設備など詳細はこちら