今日の社会で勝ち抜くためには、さらに安全性を高め、リスクを低減すると同時に、革新的な設計、生産が求められます。認証取得は製品の高い品質を示す一つの選択肢です。ULのワンストップサービスを利用すれば、お客様の製品の世界展開を加速することができます。各国、各地域の認証を同時に申請いただくことで、評価費用、評価期間、維持費用の削減が見込まれます。

ULは下記をはじめとする防爆認証取得のサポートを提供します。

※その他の地域、認証、また個別のご相談は下記お問合せ先までご連絡ください。


北米:UL/cUL認証

ULは北米その他の地域で広く認識されています。認証プロセスサービスには次のものが含まれます。

    • 評価と試験:
      • 通常環境/一般安全評価:感電、火災、ケガに関連付けられるリスクに関する評価です。
      • 危険環境/爆発保護評価:エリア分類に基づく爆発保護構造の評価です。防爆認証製品は、通常環境と危険環境の両方の要件を遵守している必要があります。
  • 生産管理:
    • OSHAとSCCの規制に従って、製品検査を少なくとも年に4回検査する必要があります。
国際市場:IECEx認証

IEC = International Electrotechnical Commission(国際電気標準会議)
Ex = Explosive Atmospheres(爆発性雰囲気)
IECExシステム = 爆発性雰囲気で使用する機器に関連した規格認証のためのIECシステム

IECExシステムは、爆発性雰囲気に設置する機器の安全性のための国際的なシステムです。代表的な規格としてはIEC 60079、およびIEC 80079シリーズが挙げられます。ULは、IECEx製品適合性評価、作業者の適正評価などのプログラムにおいて認定された認証機関・試験所です。

  • 評価と試験:
    • IEC規格に従って、エリア分類に基づく爆発保護構造の評価をします。
  • 装置の検証:
    • 装置検証サービスでは、爆発性雰囲気で使用する予定のカスタマイズした機器の認証を実施します。
  • 品質監査:
    •  IECExシステムでは、認定製品のコンプライアンスが持続していることを保証するための品質保証のプロセス及び手順を制定し、認証機関(ExCB)により認証されていることが必要となります。ULには、これらの監査を実施することができる監査員が世界中にいます。
  •  適合性マークライセンス:
    • IECEx適合性マークライセンスは、ULが発行する有効な適合性認証によってかばーされているEx製品に、適合性マークを記すことを許可します。
  •  要員認証(防爆):
    • ULは、ユニットEx 000、Ex 001、Ex 003、Ex 004、Ex 006、Ex 007およびEx 008のIECEx 05スキームに対して認可された認証機関(ExCB)であり、Ex Facility Orientation Certificates(Ex施設向け証明書、EFOC)とCertificate of Personnel Competence(作業員適正証明書、CoPC)の両方を発行することができます。

 

IECEx認証を取得するメリット

  • 世界中で認知されます。
  • IECEx加盟国各国の認証取得に利用できますので、各国の認証取得にかかる所要期間、および認証コストを大幅に抑えることができます。

 

欧州連合:ATEX認証

欧州連合(EU)内の爆発性雰囲気への設置が意図されている装置、防爆機器は、ATEX指令2014/34/EUに準拠している必要があります。ULは、ATEX指令のための指定機関(Notified Body)として認定されています。

  • 評価と試験:
    • EN規格に従って、エリア分類に基づく爆発保護構造の評価をします。
  • 装置の検証:
    • 装置検証サービスでは、EU域内の爆発性雰囲気で使用する予定のカスタマイズした機器の認証を実施します。
  • 品質監査:
    • 指令では、Ex認定製品のコンプライアンスが持続していることを保証するための品質保証のプロセス及び手順を制定し、登録機関により認証されていることが必要となります。ULには、これらの監査を実施することができる監査員が世界中にいます。

 

ブラジル:INMETRO認証

ブラジルで防爆製品販売をする場合、現地の法令、Portaria 179:2010に従って、INMETRO認証を取得する必要があります。ULはINMETRO認定機関であり、ブラジルにオフィスも構えています。

  • 評価と試験:
    • INMETROマーキング認証:INMETROガイドラインに従って、エリア分類に基づく爆発保護構造の評価をします。
  • 品質監査:
    • INMETROシステムでは、認定製品のコンプライアンスが持続していることを保証するための 品質保証のプロセス及び手順を制定し、登録機関により認証されていることが必要となります。ULには、これらの監査を実施することができる監査員が世界中にいます。


 

中国:CCC認証

2020年10月1日より、防爆電気製品17品目に対しCCC認証が必要になります。CCC認証取得には、製品適合性評価、および工場監査が必要になります。ULは中国認証機関と覚書(MOU)を交わしており、CCC認証取得のサポートをします。

 

台湾:TSマーク

2014年10月22日に台湾の労働省により発表された「機械、機器および工具の安全情報の登録に関する規制」によると、爆発性雰囲気で使用される電気機器は、台湾に輸入、流通させる前に、型式検証および登録が必要です。ULは台湾認証機関であるITRI と覚書(MOU)を交わしており、 TSマーク取得のサポートをします。

 

サウジアラビア:SASO認証


SASO認可の認証機関によって発行された適合性証明書(Certificate of Conformity)を使い、サウジアラビアへの参入をサポートします。ULはSASO認証機関として登録されています。

 

アラブ首長国連邦:ESMA認証


2017年8月1日から、爆発性雰囲気で使用される電気機器は、アラブ首長国連邦に輸入、流通させる前に、型式検証および登録が必要です。ULはESMA認証(ECAS Ex/EQM)の認定機関です。

 

南アフリカ:SABS認証

IECEx認証を使用し、SABS認証、またはMASC認証の取得をサポートします。

 

規制動向
  • 2020年10月1日から防爆電気品17品目に対し、中国強制製品認証が施行されます。

 

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