【EMC/無線 最新情報】 [EU] [米国] [カナダ] ほか
[EU] 機械指令整合規格修正、消費者製品安全規則/市場監視規則
2014年4月11日発行された機械指令整合規格の修正が2014年5月1日に発行されています。
2014年5月8日に、欧州議会が2014年4月15日に承認した、消費者製品安全(CPSR)規則案と製品の市場監視(MSR)に関する規則案が掲載されています。
今後、EU閣僚理事会で審議され、順調に進めば2015年中に有効となります。原産国表示の義務化など懸念事項が散見され、さらに議論がありそうです。
詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)
[米国] FCC 14-30(5GHz帯再編)、KDB 748748 D02
2014年5月1日に、FCC 14-30(2014年3月31日発行)が最終ルールとして官報に掲載されました。予想以上に速い動きでした。
§15.407(j)に示される登録要求以外を2014年6月2日有効としています。
概要は以下となります。
- 5150 MHz~5250 MHz
– 屋内使用削除
– アクセスポイントのパワー増加:1W、17dBm/MHz(伝導)(屋外ではアンテナ放射パタン制限あり)
– バンド幅によるパワーリミットの変更削除
– クライアントのパワー: 250 mW 及び 11 dBm/MHz(伝導) - 5250 MHz~5350 MHz / 5470 MHz~5725 MHz
– 特に変更なし - 5725 MHz~5825 MHzを5725 MHz~5850 MHzに拡大
- パワー:1 W(伝導) (バンド幅による制限削除)
- 電力密度: 30dBm/500kHz
- Point to point アンテナゲイン 23dBi(最大eirp:53dBm)
- W58のDTSからの削除(施行後1年)
- Peak excursion:全てのバンドで削除
- 第三者のソフトウエアによる書き換えの禁止
- DFS動作停止禁止
- W52のアクセスポイントオペレータの登録要求(これのみ有効日別途)
- DFS試験手順の更新(26dB BWにおいて100%検知すること。80%から変更)
- 2年以内の移行期間中のClass II変更を許可
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)
2014年5月9日に電子ラベルを許可する、KDB 748748 D02のドラフトが発行されています。
今まではSDR(Software Defined Radio)とモジュールに限り条件付きで認められてきましたが、FCC IDとDoCラベルを全ての機器に対して電子表示することを認めます。ただし、DoCのみの機器には適用できません。表示のためには画面に3ステップ以内で表示させるなどの制限はありますが、携帯電話など電子表示可能なディスプレイを持つ機器にとってはより取り扱いが容易となります。
コメント期間は2014年6月13日までです。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)
[カナダ] 周波数割当表
インダストリーカナダは、2014年版周波数割当表を2014年5月1日に公表しています。
⇒ 詳細はこちらでご参照ください。(言語:英語)
[規格] IEC 61000-4-19、ECC/REC/(01)04、ECC Report 215
2014年5月7日
IEC 61000-4-19 第1版
Electromagnetic compatibility (EMC) – Part 4-19: Testing and measurement techniques – Test for immunity to conducted, differential mode disturbances and signalling in the frequency range 2 kHz to 150 kHz at a.c. power ports
2014年5月13日
ECC/REC/(01)04
Recommended guidelines for the accommodation and assignment of MWS and P-P FS in the band 40.5 – 43.5 GHz
ECC Report 215
Assessment of the technical feasibility of introducing very narrow channel spacing in some existing plans, in guard bands and center gaps of FWS channel arrangement at 6 GHz and 10 GHz