[プレスリリース] ULが上海に一般消費財向けの試験所を開設
2014年7月16日
米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)は、上海に新しい一般消費財向けの試験所を今年6月に開設したと発表しました。
ULのコンシューマー事業部門のプレジデントのサジーブ・ジェスダス(Sajeev Jesudas)は次のように述べています。「新しい試験所の開設は、ULの中国へのコミットメントを裏付けるものです。ULは多岐にわたる一般消費財向けの安全および品質に関する一連の試験を完全に実施できるようになりました。昨年10月に蘇州市に開設した30,000平方メートルの試験・認証施設に続き、今回の試験所開設は、可能な限りお客様の近くでサービスを提供するというULの取り組みの一環です。ULは単にワンストップでサービスを提供するベンダーではなく、お客様にとって欠かせないパートナーとなることを目指しています。専門的な視点、および高品質かつお客様に合わせた検査・検証ソリューションを提供することで、様々な産業や市場の製造者、小売業者、販売業者のブランドを守り、固有のニーズにお応えします」
中国では、製品に対する人々の意識および消費傾向にこれまでにない変化が起こっています。巨大市場である中国の消費者は、購入する商品の品質、家族が使用する製品の安全性、購入物の健康や環境への影響、および製品を製造する企業のサステイナビリティやアカウンタビリティに、より注意を払うようになっています。
中国の政府機関も安全や品質管理を以前より重大に捉え、これまで以上に厳格で詳細な試験を製造工程の各段階で要求するようになっており、製造者をとりまく状況は厳しさを増しています。これにより、中国ではサプライチェーンの管理全体において、試験と認証サービスへの莫大な需要が生まれています。
そのような中、ULは中国の製造者が安定成長を追求するための重要なパートナーとなることができます。ULのコンシューマー事業部門は、製造者や小売業者が、リスク管理の向上、並びに、社会的責任に対応し、業界や企業の規格に準拠した安全な製品の提供を実現できるよう、原材料から廃棄までサプライチェーンと製造の全工程でサポートします。
上海の一般消費財向けの新しい試験所は、5,900平方メートルの敷地に300人を超える現地のエキスパートを揃え、家電製品から繊維、玩具、化粧品、食品まで、お客様の製品の安全と品質の問題への対応をサポートし、照明機器や家具の品質を保証します。
【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
【ULの概要】
ULは、認証、試験、検査、アドバイザリー/トレーニング・サービスの提供によって、120年間にわたり、発展を遂げてきた世界的な第三者安全科学機関です。人々に安全な生活/職場環境をもたらすというミッションの下、10,000名を超えるプロフェッショナル・スタッフを擁するULは、調査/規格開発活動を通じて、安全において進化し続けるニーズの継続的促進と対応に取り組んでいます。そして、製造企業をはじめとする各種企業、貿易団体、国際的規制機関のパートナーとして、複雑さを増すグローバル・サプライチェーンに対するソリューションを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。
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