ULがMethod Parkを買収
2021年8月2日
*買収によりULの自動車・医療機器部門の安全・安心の専門技術が深化
安全科学の世界的リーダーであるULは16日、自動車・医療・航空宇宙産業において、安全性が不可欠な側面に重点を置いたプロセスエンジニアリング、ソフトウエアソリューション、トレーニング・アドバイザリーサービスを専門とするMethod Park社(本社:ドイツ)の買収を発表しました。この買収により、顧客のイノベーションの安全性、業務改革、規制・規格適合を支援するULの専門性を強化します。
UL Inc.の社長兼最高経営責任者(CEO)であるJennifer Scanlonは、「自動車・医療機器など、安全性が不可欠な産業における急速な技術進化にともない、利便性を高める革新的な技術の導入が新たな課題をもたらしています。安全・安心を確保するための支援は、上述の技術革新がどれだけ迅速に採用されるかを決定する重要な要素となります。Method Parkの買収により、ULの科学に基づく基幹技術はさらに発展し、革新的技術の安全性リスクへの対処に寄与します。この連携は両社にとって、顧客に新たな機会を提供することにつながるでしょう」。と語りました。
複雑なプロセスベースの製品工学を専門とするMethod Parkのポートフォリオは、アドバイザリーサービス、デジタルコンプライアンスソフトウエア・ソリューション、包括的なトレーニングポートフォリオ、様々な業界向けのソフトウエア・ソリューションなどがあります。2001年創業の同社は、プロセスの最適化と品質保証管理に関するアドバイザリーも行ってきました。
ULの執行副社長兼試験・検査・認証事業部門社長であるWeifang Zhouは、「差別化された顧客体験、比類ない知見の提供(Thought leadership)とソリューション、最高クラスのナレッジプラットフォームの提供によって、ULは世界市場で受け入れられ、お客様に選ばれるリスク軽減のためのパートナーになるよう努めています。Method Parkのチームはそうしたアプローチと戦略の面で我々と一致しており、当社が最も顧客が信頼できる科学・安全・持続可能性のパートナーとしてお客様の期待に応える上で、大きな役割を担うと考えています」。と述べました。
バイエルンのエルランゲンに本社を置くMethod Parkは、ドイツのベルリン、フランクフルト、ハンブルク、ミュンヘン、シュツットガルトなどにオフィスを持ち、デトロイト、マイアミ、ピッツバーグ、上海にも拠点があります。買収により、Method Parkの200人を超える従業員はULに加わり、多様な業界の安全・安心にかかわる複雑な問題に対応する革新的なソリューションに重点的に取り組んでいきます。
Method Park創業者兼CEOのBernd Hindel博士は、「ULと共に歩むことを非常に喜んでいます。チームとして、顧客に最高クラスのサービスを提供し、より迅速かつ効率的な市場参入への支援が可能となると考えています。われわれの共通の価値を活かし、より広範な補完的ソリューションと専門技術へのアクセスを加速し、世界市場全体にサービスを広げ、より安全・安心な世界を目指すという使命を果たせるようになることを願っています」。と語りました。
買収は7月16日に完了しました。買収条件は開示しておりません。
【ULの概要】
ULは、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、よりよい世界の創造に寄与します。そして、先進的製品/技術の安全な導入を実現することで、信頼を高めます。ULのスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。第三者調査から規格開発、試験、認証、分析/デジタルソリューションの提供まで、ULは業務を通じて、より健全なグローバル社会の構築を目指します。 ULに対する信頼が、企業、メーカー、政府当局、規制機関、人々のスマートな決断を支えます。詳細はUL.comをご参照ください。ULの非営利分野の活動につきましては、UL.orgをご覧ください。
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