[プレスリリース] ULとVdSが相互データ受け入れ契約を締結
2021年12月6日
(2021年11月8日抄訳版)
株式会社UL Japan
【ノースブルック(米イリノイ州)2021年12月6日PR Newswire=共同通信JBN】
*この新しい関係により、メーカーは再度の試験、経費、欧州市場参入の時間を節約できる
世界的な安全科学のリーダーUL(https://www.ul.com/)は6日、火災の検知、鎮圧、防御や自然災害の防止を専門とする組織であるVdS(https://vds.de/en/)とデータ受け入れ契約を結んだと発表した。VdSは商品、企業、専門家のリスク評価、現場査察、認証も提供する。この契約は、EN54シリーズを含む火災検知と警報システムの試験、商品認証に関連する一連の欧州規格を対象としている。ULまたはVdSは、他方の試験所が作成した試験データを使用して、繰り返しの試験、経費、市場投入の時間を削減できる。
ULのChris Hasbrook副社長兼構築環境グループ統括責任者は「当社は、市場参入経費と市場投入時間の節減についての顧客の声を聞いた。だから、VdSとの相互データ契約の発表を喜んでいる。当社はVdSが体現するものを支持し、同様の価値観を共有している。この関係は顧客が支持するものだ。これは双方の組織と、さらに重要なことに、これまでは考えなかったかもしれない市場に参入できるようになる顧客にとって、大きな動きである」と語った。
この合意以前は、すでにULマークを取得しているメーカーは、中部欧州市場(ドイツ、オーストリア、スイス)に参入するにはVdSで長時間かかる可能性のある商品の再検査を受ける必要があった。新たに結ばれたデータ受け入れ契約により、VdSはUL検査を欧州規格準拠として受け入れることができ、中部欧州での市場投入時間を大幅に短縮できる。
VdSの顧客はこの契約に基づき、UL-EUマーク(欧州連合向け)とUL AUマーク(オーストラリア向け)を発行するためにVdSデータ、および顧客がUKCA(英国規準適合)マークを適用できるようにするUKCPR認証を受け入れるULの恩恵を享受できる。さらに、ULとVdSの顧客はそれぞれ、ULとVdSのマークを商品に適用することにより、より幅広い市場アクセスを獲得できる。
VdSのRobert Reinermann最高経営責任者(CEO)(博士)は「この相互データ受け入れ契約の締結は、VdSとその理念に合致する安全性と品質を重視するULの双方にとって大きな前進である。この契約は、当社の顧客の新たな機会の入手と認証プロセスの合理化に役立つ」と述べた。
VdSの顧客には、一流の国際的なメーカー、システム企業、専門家、銀行、保険会社など多くの業界の工業・商業企業が含まれる。VdSの詳細は次を参照:https://vds.de/en/about-vds
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安全科学の世界的なリーダーであるULは、試験・検査・認証(TIC)、トレーニング・アドバイザリーサービス、リスクマネージメントソリューション、ビジネス上不可欠な知見の提供を通じ、世界100カ国以上のお客様の安全・セキュリティ・サステナビリティに関わる目標の実現を支援しています。ULは製品に関する深い知識と、サプライチェーン全般にわたる情報を保有しており、複雑な課題を抱えるお客様パートナーとして活動しています。詳細については、UL.com(https://www.ul.com/)をご参照ください。
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