[プレスリリース] ULとUnderwriters Laboratoriesが社長兼CEOの交代を発表
2019年9月25日
(2019年9月17日発表抄訳版)
株式会社UL Japan
キース・ウィリアムズは15年の在任期間を経て社長兼CEOを退任
ジェニファー・スカンロンがULの社長兼CEOに就任
(設立125年で初の女性CEO)
テレンス・ブレイディがUnderwriters Laboratoriesの社長兼CEOに就任
イリノイ州ノースブルック – 2019年9月17日 – ULおよび親会社のUnderwriters Laboratoriesは、キース・ウィリアムズ(Keith Williams)が15年間の在任を経て、社長兼CEOを退任すると発表しました。ウィリアムズは一定期間、両組織へのサポートを継続し業務を引き継ぎます。
当社Board of Directorsは、ジェニファー・スカンロン(Jennifer Scanlon)をULの社長兼CEOに選任し、スカンロンは2019年9月30日付けで女性としてUL初の社長兼CEOに就任します。スカンロンは、ULの最も古い顧客の1つであり、116年の歴史を持つ革新的な建築製品メーカーである米USG Corporation(米石こうボード大手)の社長兼CEOを務め、16年間のUSG在籍中には合弁会社USG Boral Building Productsの設立、L&W Supplyの売却など、同社の最も重要な戦略的事業展開を主導しました。2018年にはUSGの独Knaufへの売却(70億ドル)を成立させ、スカンロンのCEO就任時と比較して同社株価を76%上昇させました。この売却は2019年4月24日に成立しました。
ULのBoard of DirectorsおよびUnderwriters LaboratoriesのBoard of Trusteesそれぞれのチェアマンであるジェームズ・シャノン(James Shannon)氏は次のように述べています。「ジェニファーは誠実さ、経験、才能、技術力をULにもたらしてくれるでしょう。シカゴ出身のジェニファーは、USGで全世界8000人の従業員を率いてきた経験があり、彼女が持つグローバルな視点はULにとってメリットとなることは明らかです。安全とイノベーションに熱心に取り組み、グローバルな事業展開で実績を上げてきたことから、今のULに最もふさわしいリーダーになると確信しています。」
社長兼CEOに就任するスカンロンは次のように述べています。「技術の進歩によりULの顧客企業の事業は劇的に変化し続けています。このタイミングでULに参加することは、私にとって光栄なことです。ULは、イノベーションの実績を持つミッション主導型組織として、顧客が安全な製品を送り出すことを支援するユニーク、かつ優位な立場にあります。ULの125年にわたる安全と信頼のレガシーを活かし、ULの能力をさらに向上させるため、全世界14,000人の優秀な社員と共に働くことを楽しみにしています。」
また、Underwriters LaboratoriesのBoard of Trusteesは、現在同社の社長であるテレンス・ブレイディ(Terrence Brady)を、ウィリアムズの退任に伴い、2020年1月1日付でUnderwriters Laboratoriesの社長兼CEOに任命すると発表しました。ブレイディは、125年の歴史を持つUnderwriters Laboratoriesを世界トップの安全科学研究・規格開発機関にするべく、この非営利団体の変革を引き続き主導します。
シャノン氏は次のように述べています。「これまでの実績から、Underwriters Laboratoriesの新社長兼CEOとして、テレンスは引き続き重要な存在となるでしょう。Underwriters Laboratoriesにおいて、テレンスはすべてのリーダーシップ・ポジションで優れた能力を発揮して、当社の戦略を策定し、実行を推進しています。Underwriters Laboratoriesの実務、歴史、ミッション、機会についてテレンスが持つ知識は、Underwriters Laboratoriesと利害関係者にとって役立つでしょう。」
Underwriters Laboratoriesの社長兼CEOに就任するブレイディは次のように述べています。「125年間にわたり、Underwriters Laboratoriesは安全科学を通じて、信頼を浸透させることに努めてきました。私は、社長兼CEOとして今後も当社の成功の鍵となる信頼をさらに高めていくために、この伝統を引き継いでいきたいと思っています。世界をより安全な場所にするため画期的な安全研究、規格開発、支援活動は優先事項として利害関係者と協力して取り組んでいきます。」
ULとUnderwriters Laboratoriesでのウィリアムズの退任について、シャノンは次のように述べています。「私たちの組織でのキースの15年間という長きにわたる貢献により、私たちの安全ミッションを世界中に広げることができました。今日、ULとUnderwriters Laboratoriesには、それぞれの成長とリーダーシップを支える強固な事業基盤があります。キースの退任にあたり、ULやUnderwriters Laboratoriesへの彼の献身と奉仕に深い感謝の意を表します。」
退任するウィリアムズは次のように述べています。「私たちが過去数年にわたって成し遂げてきたことを誇りに思います。組織を変革し、強化してきたULとUnderwriters Laboratoriesの優秀な社員に感謝しています。イノベーションを推進し、世界中の重要な安全、品質、セキュリティ、持続可能性の課題を解決するため、これまで以上に優位な立場でイノベーションを推進し、世界中の重要な安全、品質、セキュリティ、持続可能性の課題を解決していく次世代のリーダーたちにバトンを渡します。」
キース・E・ウィリアムズについて
2005年にUnderwriters Laboratoriesの社長兼CEOに就任して以来、重要な変革をリードし、安全ミッションを推進するために科学を活用することに焦点を当てた2つの補完的な組織を作り出しました。それは、企業、業界、政府、規制当局にサービスを提供する世界有数の試験・認証ソリューション企業であるULと、独立した研究、安全規格、そして安全教育と広報活動を通じて科学的知識を共有する非営利団体のUnderwriters Laboratoriesです。新たな人材の採用と専門知識の獲得により、両組織はその能力と市場を大幅に拡大し、提供サービスとソリューションを多様化し安全科学の継続的な成長とリーダーシップを支える基盤を確立しました。
ウィリアムズは、キャリアの最初の23年間、GE Healthcareで様々な分野での管理職および営業部門のリーダーを務めました。GEを退職後、Medtronicに8年間在籍し、戦略的プランニングを主導し、神経・脊髄事業、アジア太平洋地域社長、品質・規制当局の最高責任者を務めました。2005年に10代目の社長兼CEOとしてUnderwriters Laboratoriesに入社しました。これまでに北京、香港、シンガポール、東京など、アジアで11年間の勤務経験を持ちます。
現在、米国-ASEANビジネス協議会の議長、米中ビジネス協議会の財務担当幹事、シカゴグローバル問題協議会、ワールド・ビジネス・シカゴ、オペラ・メンフィスの理事を務めています。また、メリーランド大学のジェームスクラークスクールオブエンジニアリングのアドバイザーを務めています。
ジェニファー・スカンロンについて
スカンロンは、キャリアの最初の5年間、IBMに勤務しました。その後、フォーチュン500企業を対象顧客とするブティック業務改善コンサルティング会社、Bricker & Associatesで10年近く勤務し、2003年にUSGに入社。サプライ・チェーン・マネジメントおよびカスタマー・リレーションシップ・マネジメント戦略および実行のディレクターを務めた後、CIO、戦略責任者、インターナショナル社長、USG Boral Building Productsの会長に任命され、2016年にUSGの社長兼CEOに就任しました。
スカンロンは、Norfolk Southern Corporationの取締役会およびグローバル問題協議会のシカゴ評議会の執行委員会のメンバーであり、また、シカゴ・ネットワーク、シカゴ経済クラブ、シカゴ商業クラブのメンバーでもあります。
ノートルダム大学を政治とコンピューターの応用分野で二重学位を取得し、シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネスにてファイナンスとマーケティングのMBAを取得しました。
テレンス・ブレイディについて
2018年、ブレイディはUnderwriters Laboratoriesの事業、戦略、成長を主導する社長に任命されました。2012年にULにSenior Vice President兼General Counselとして入社し、2015年にSenior Vice President兼Chief Commercial and Legal Officerに就任し、法務、コンプライアンス、行政、マーケティング、戦略機能を統括してきました。
UL入社前は27年間、Winston & Strawn LLPのシカゴオフィスで、アソシエイトとパートナーを務め、合併・買収、証券発行、コーポレート・ガバナンスに従事。Cristo Rey St. Martin College Prepの理事会とシカゴ植物園の理事会の委員を務めています。 シカゴ経済クラブ、シカゴ幹部クラブ、アジア協会の会員でもあります。
ダートマス大学とノートルダム大学法科大学院では、法律・倫理・公共政策雑誌の編集長を務めました。
ULについて
ULは、信頼を高めることで、可能なことを達成できるよう人々を支援します。ULに対する信頼が、企業、メーカー、政府当局、規制機関、一般市民の方々がより賢明な決断をできるよう支えます。
私たちは、よりよい世界を創造するために、厳密な科学的なプロセスと最高レベルの倫理的原則を採用しています。安全管理上の課題と懸念に、サステナビリティ(持続可能性)、健康、コネクテッド技術、セキュリティなども含まれるようになるにつれて、私たちは、これらの変革を導くべく、リーダーシップ、豊富な専門知識、重要なサービスを提供します。
私たちは、「より安全な世界の実現」をミッションとして、お客様や利害関係者の最重要課題を解決するパートナーとして信頼されています。私たちは、洞察力と機会によって選択肢が増え、責任ある革新とより良い生活を実現する可能性が無限に広がると信じています。
私たちのミッションを果たすために、ULはビジネスソリューションを提供し、非営利団体として独自の研究を行い、科学的知見を幅広く共有しています。ビジネスソリューションの詳細については、UL.comをご覧ください。
Underwriters Laboratoriesについて
Underwriters Laboratoriesは、科学的知見の発見と活用を通じて、ULの安全ミッションを推進することを目的とした非営利団体です。私たちは、厳格な自主研究と安全性データの分析、世界中の専門家によるリスクへの対応、安全教育と広報活動を通じた知識の共有、進化する技術の安全な事業化の指針となる規格の策定などを行っています。私たちは、地域の草の根レベルの取り組みから、世界リーダーたちのサミットに至るまで、安全のコミュニティを育成します。私たちの組織は、パートナーや利害関係者と協力し、科学の活用によって、安全・セキュリティ・サステナビリティ(持続可能性)の改善に向けたイノベーションを推進し、最終的には社会的福祉を向上させています。
私たちは、助成金、規格文書のライセンス供与、関連会社であるULの事業活動を通じて、資金を得ています。ULは、試験、検査、監査、認証、検証、アドバイザリー、トレーニング、分析、デジタルアプリケーションサービスを通じて、Underwriters Laboratoriesと共通のミッションを推進しています。非営利活動の詳細については、UL.orgをご覧ください。
英語版リリースはこちら
https://www.ul.com/news/ul-and-underwriters-laboratories-announce-leadership-succession
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