[プレスリリース] UL、ヨーロッパに火災安全試験所を開設
2018年4月9日
(2018年2月28日発表抄訳版)
株式会社UL Japan
世界的な第三者安全科学機関であるULは、ドイツ ロゼンハイム市に火災安全試験所を2018年2月27日にオープンしました。敷地面積約3,000 m2、耐炎/耐火/耐煙製品の試験に特化した新試験所は、ドア/窓/玄関装飾専門の試験機関であるift Rosenheimのテクノロジーセンターと共同で運営されます。
オープニング式典は、バイエルン州のイルセ・アイガー副知事兼経済・メディア・エネルギー・テクノロジー部長によって開催され、ロゼンハイム市のガブリエル・バウアー市長、米国大使館のエリック・ハント貿易担当領事の出席の下、執り行われました。終了後には試験所ツアーが行われ、政治家や大使館関係者をはじめとする招待客が参加しました。
「新試験所の特徴は、試験をまとめて実施し、欧州と北米の両規格に基づくサステナビリティ認証を提供できることです」と、ULのビルディング&ライフセーフティテクノロジー部門のVP兼ジェネラル・マネージャであるクリス・ハスブルックは述べています。「これによりドイツは、建築関連製品の世界に向けた試験・認証の欧州の中心地となるでしょう」と、ULの中央、東および南ヨーロッパ担当VPであるインゴ・ルーベンナッハは述べています。
ULの火災安全シンポジウムの一環としてオープニング式典を開催
オープニング式典は、2月27日、28日の2日間にわたり開催された「ULインターナショナル・ファイアセーフティ&ビルディングサイエンス・シンポジウム」の一環として開催され、欧州および米国の火災安全業界に精通したULのスタッフとゲストスピーカーが建築や防火の現状について講演を行いました。またシンポジウムでは、製品メーカー、建築会社、開発業者、保険会社、コンサルタント、行政のエキスパートによる会談やパネルディスカッションが行われました。
同シンポジウムは、火災安全分野における世界的リーダーであるULが欧州地域における業務拡張の一環として、ドイツ国内で初めて開催したものです。ULはすでに20年近くにわたり、世界中の製造者に対しグローバル市場へのスムーズな参入をサポートするサービスを実施しています。現在は欧州にも拠点を設け、世界規模で製品を製造・販売している多くのお客様にガイダンスを提供しています。これまで培ってきた経験やそれにともなう実績に基づき、ULは防火試験および認証分野での能力を強化しました。
豊富な試験ラインナップ
ロゼンハイム市の新試験所は、建築・建材製品の防火規定への適合認証を目指すお客様へ多様な試験サービスを提供します。製品・材料に対する燃焼性/火炎伝播/耐煙/耐火試験を中心に、欧州、北米の規格や国際的な試験規格に準じた試験を実施します。
ULとift Rosenheimは隣接した施設で協業することで、製造業者やシステムプロバイダに、欧州および世界市場に向け必要な試験・認証を一箇所で迅速かつ容易に取得する道を開きます。
ULの新しい火災安全試験所に関する詳細 (英語)は、こちらをご覧ください。
【ULの概要】
ULは、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、世界中の人々のために安全な生活/職場環境を推進します。ULマークがもたらす信頼が、先進的製品及び技術の安全な導入を可能にします。ULのスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。その提供サービスは、試験・検査・監査・認証・検証・アドバイザリー/トレーニング・サービスなど多岐にわたります。また、安全とサステナビリティに関するソフトウェア・ソリューションを提供することで、これらの活動を支援しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご参照ください。
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