2020年7月16日
(2020年6月30日発表抄訳版)
株式会社UL Japan

 

ULは、重要なサイバーセキュリティベンチマークを満たすMidea空調および除湿機の製品ラインのIoTセキュリティレベルを評価しました

 

イリノイ州ノースブルック – 2020630 – 米国の第三者安全科学機関であるULは本日、Mideaが中国で初めてULのIoTセキュリティレーティングを獲得したことを発表しました。 ULによって評価されたこれらのシルバーレベルの評価は、Mideaの4つの空調および除湿機製品ラインが、モノのインターネット(IoT)サイバーセキュリティに業界のベストプラクティスを使用していることを示しています。

 

Mideaは中国南部の仏山に本社を置き、約150,000人の従業員を擁するフォーチュン・グローバル500企業です。180か国以上で、家電、冷暖房空調設備、ロボット&オートメーション、デジタルビジネス(インテリジェントサプライチェーン、産業用インターネット、自動車部品およびチップ)の4つの主要ビジネスを中心に事業を行っています。

 

ULのIoTセキュリティレーティングによる評価は、Mideaのウィンドウエアコン、スプリットエアコン、ポータブルエアコン、除湿機の製品ラインの下で、すべてのコネクテッド製品のベースラインセキュリティレベルを実証することに役立ちます。これらの製品ラインは、特に初期パスワード使用禁止、セキュアな更新と接続、アクセス制御、製品のセキュリティ保守などの重要なベースラインセキュリティレベルの実装に従って評価されました。

 

IoT セキュリティレーティングは、消費者向けIoT製品のセキュリティレベル検証およびラベリングソリューションであり、セキュリティのベストプラクティスの実装に従って製品を分類します。検証済みの製品には、差別化されたUL検証済みマークのセキュリティラベル(達成されたセキュリティレベルを指定)が付与され、ULによって継続的に評価されます。

 

ULのソリューションは、実績のあるセキュリティのベストプラクティスを活用し、IoT製品のセキュリティレベルを評価することにより、メーカーと開発者が自社製品のセキュリティデューデリジェンスを実証することに役立ちます。これにより、消費者に対するセキュリティ安全性が可視化され、消費者が意識的かつ情報に基づいた購入決定を行うことに役立ちます。ULのIoTセキュリティレーティングは、製造元の製品が米国のIoTセキュリティ規制で要求され、グローバルIoTセキュリティガイドラインで推奨されている合理的なセキュリティ機能の基準を満たしていることを実証することで、製造業者をサポートします。

 

MideaのUL Verified Markコードは、UL VerifyのWebサイトからアクセスできます(ウィンドウエアコンスプリットエアコンポータブルエアコン除湿機の製品ライン)。 Mideaは、製品、パッケージング、マーケティング、および小売環境でUL Verified Markを利用して、顧客に対するセキュリティレベルを訴求します。

 

MideaのIoTチーフセキュリティヘッドであるHsiang-Chih Hsuは、次のように述べています。「Mideaでは、お客様が自宅での時間を楽しんでいただけるように努めており、コネクテッド製品のセキュリティを担保することは、その取り組みの不可欠な部分です。 ULのIoTセキュリティレーティングを獲得できたことを非常に嬉しく思います。ULの第三者検証と製品ライフサイクル全体でのIoTセキュリティレーティングソリューションへの取り組みは、Mideaの製品をセキュリティの脅威から保護するだけでなく、Mideaがお客様の安心を維持するのに役立つと信じています」

 

ULの Identity Management and Security部門 グローバルバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるIsabelle Noblancは、次のように述べています。「ULの数十年にわたるサイバーセキュリティの経験と急速に必要性が増しているIoTセキュリティ対策の一環として、中国の企業で最初のIoTセキュリティレーティングを獲得したMideaを誇りに思います。 また、ULの中国ラボがMideaのセキュリティ評価ニーズをサポートできたことを嬉しく思います。この評価は、Mideaが自社のコネクテッド製品に組み込んだセキュリティのデューデリジェンスを検証し、小売業者や規制当局にサイバーセキュリティレベルを示し、消費者がMideaのコネクテッド製品に組み込まれたセキュリティに基づいて購入を決定できるよう支援します」

 

エッセンシャルサービスのプロバイダーとして、ULはお客様が製品を安全かつ確実に市場に出すことを継続的に支援します。今日の環境において急速に出現する要求と進化する条件に対応するため、ULはリモート立会試験(RWT)を提供し、試験施設のグローバル・ネットワークを活用することで、利用可能なラボ施設で顧客をサポートできます。 MideaのIoTセキュリティレーティングテストを実施するために、中国の南沙にあるULラボは、地域当局とULが施設を開けても安全であると判断したのち、テストを迅速に行うことができました。

 

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【UL の概要】
UL は、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、よりよい世界の創造に寄与します。そして、先進的製品/技術の安全な導入を実現することで、信頼を高めます。UL のスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。第三者調査から規格開発、試験、認証、分析/デジタルソリューションの提供まで、UL は業務を通じて、より健全なグローバル社会の構築を目指します。 UL に対する信頼が、企業、メーカー、政府当局、規制機関、人々のスマートな決断を支えます。詳細はUL.comをご参照ください。ULの非営利分野の活動につきましては、UL.orgをご覧ください。

【株式会社UL Japan の概要】
株式会社UL Japan は、 世界的な第三者安全科学機関であるUL の日本法人として、 2003 年に設立されました。 現在、 UL のグローバル・ネットワークを活用し、 北米のUL マークのみならず、 日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC 認証のPSE およびS マークをはじめ、 欧州、 中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。 詳細はウェブサイト( https://japan.ul.com/ )をご覧ください。

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