UL、航空機内のバッテリー火災抑制製品の認証サービスを開始
2020年3月18日
(2021年2月16日発表抄訳版)
ANSI / CAN / UL 5800 (the Standard for Safety for Battery Fire Containment Products) に
準拠した、航空機内のバッテリー火災抑制製品に対する試験・認証サービスを発表
米国イリノイ州ノースブルック – 2021年2月16日 – 米国の第三者安全科学機関であるULは、先日発行されたANSI / CAN / UL 5800 (the Standard for Safety for Battery Fire Containment Products)に準拠した、航空機内のバッテリー火災抑制製品に対する世界初の試験・認証サービスの開始を発表しました。
火災抑制製品は、訓練を受けた航空会社のスタッフが、機内において、リチウムイオン電池入りの損傷した携帯型電子機器(PED)を封じ込めるために設計されています。 2020年12月に発行されたANSI / CAN / UL 5800は、PED内のリチウムイオン電池に関連する火災リスクを軽減するという航空業界関係者の共通の願望であり、尽力の成果です。規格の策定には、航空会社、輸送業者、政府機関、および火災抑制製品開発者などの国際的な代表者が参加しました。
ULのBuilt Environment部門のグローバルオペレーション副社長であるKevin Faltinは、次のように述べています。「火災抑制製品は、旅客航空機市場で広く使用されていますが、ULのバッテリー火災抑制製品の新しい第三者認証プログラムは、製造者が業界で定義された安全基準に基づく品質と性能を持った製品の提供に役立ちます。この独自のプログラムにより、最終的には、企業は関係者の信頼を確かなものにし、市場へのアクセスが可能になります。」
このプロセスは、製品認証の適合性を確認するための3つの試験で構成されています。この一連の試験では、製品が、バッテリーの発火を原因とした火災、熱、煙、破片を封じ込める、または軽減する能力を評価します。この認証を取得した企業は、製品にULマークを使用して、ANSI / CAN / UL5800への準拠を視覚的に示すことができます。
バッテリー火災封じ込め製品に関するULの新しい第三者認証プログラムの詳細については、UL.comにアクセスしてください。
英文原文
UL Launches In-Flight Battery Fire Containment Certification Services | UL
【本件に関するお問合せ先】
営業本部
担当:神田
Akinori.Kanda@ul.com