[プレスリリース] ULとグリーンビルディングジャパン、環境配慮型建築用資材の調達支援を目的とした戦略的協力関係を発表
2019年2月26日
(2019年2月22日発表抄訳版)
株式会社UL Japan
マリエッタ(ジョージア州)、2019年2月22日 - 米国の第三者安全科学機関であるUL(本社:イリノイ州ノースブルック)は一般社団法人グリーンビルディングジャパン(GBJ)と協力関係を構築していくことで合意しました。建築家、設計者、企業の資材調達担当者などが、日本のグリーンビルディングプログラムに適した建築資材をより容易に特定できるよう、両者は協力していくことになります。
その目標を実現するため、ULとGBJは、建築家、設計者、コンサルタント、建物所有者などのグリーンビルディング関係者に、調達可能な環境配慮型建設資材に関する情報をUL のSPOT™データベース内に組み込み、デジタル技術を活用したツールを提供していく予定です。
ULのEnvironment & Sustainability 部門ジェネラルマネージャー兼バイスプレジデントのアルベルト・ウゲッティは次のように述べています。「中国、イタリア、そして今回の日本のGBJなどの主要パートナーを通じたSPOT™の活用がグローバルな広がりを見せています。世界中の建築家や設計者、資材調達担当者は、LEEDなどの環境配慮型建築プログラムに適した資材を調達するという共通の課題を抱えており、ULがその問題の解決をお手伝いします。ULのSPOT™ プラットフォームは拡大を続け、今や10万点以上の信頼性の高い環境配慮型資材が登録されています。GBJのような主要団体と協力して日本でも持続可能な建築物の推進に貢献できることは喜ばしいことです。」
2013年に設立されたGBJ は、グリーンビルディングに関する国際的な活動の日本での普及とLEED認証の推進を目的とする団体です。日本が本来有している環境にやさしい建築に対する豊富な伝統を土台に、LEED認証をその足掛かりとして、環境に配慮したサステイナブルな取り組みが適正に評価される社会の実現を目指し、活動しています。ユーザー視点でLEED認証を推進する日本における唯一の組織であり、米国グリーンビルディング協会(USGBC)とも協力関係にあるGBJには、建設、製造、不動産、コンサルティング、建築設計、ビル経営、試験・評価など、幅広い業界から法人・個人会員が参加しています。
GBJの共同代表理事である平松宏城氏は次のように述べています。「ULとパートナーとして活動できることを光栄に思います。日本製の環境配慮型資材をより容易に調達できるよう、また、LEED認証に代表されるような建物認証をより多くの企業に取得していただけるよう、これからも活動していきます。ULの検索プラットフォームであるSPOT™を活用することで、日本の市場にグリーンビルディングの重要性に対する認識を広め、その実現を可能にする現実的なソリューションを提供するという私たちの取り組みはさらに前進することでしょう。」
2016年に運用が開始されたSPOT™は、建築家や設計者、仕様作成者らが持続可能な製品を特定する際の信頼できるツールとして急速に成長してきました。現在、EnergyStarやSafer Choice、Cradle to Cradle の認証品、EPEAT 登録製品を含むさまざまなプログラム登録品が10万点以上掲載されています。AutoDesk® Revit®、Autocad、Sketchupには無料のアドオンが提供されているので、ユーザーは、SPOT™経由で製品情報にアクセスし、自身のBIMプロジェクトにそのデータを適用することができます。このアドオン機能により、USGBCのLEED認証などのグリーンビルディング評価スキームに、正確かつ最新の報告を行うことが可能になります。
【ULの概要】
ULは、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、世界中の人々のために安全な生活/職場環境を推進します。ULマークがもたらす信頼が、先進的製品及び技術の安全な導入を可能にします。ULのスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。その提供サービスは、試験・検査・監査・認証・検証・アドバイザリー/トレーニング・サービスなど多岐にわたります。また、安全とサステナビリティに関するソフトウェア・ソリューションを提供することで、これらの活動を支援しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご参照ください。
【GBJの概要】
米国グリーンビルディング協会とのパートナーシップに基づきLEED認証をユーザーの視点で推進する日本で唯一の団体です。建設、製造、不動産、コンサルティング、建築設計、ビル経営、試験・評価など、幅広い業界の法人・個人の会員から構成されています。詳細はウェブサイト(https://www.gbj.or.jp/english/)をご参照ください。
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