ブルーライトが目や睡眠に与える影響を最小限に抑える製品を、消費者が十分な情報に基づいて選択できるよう支援すべく、最新の研究と医師の助言を基にした検証プログラムを提供いたします。
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【ノースブルック (米国イリノイ州) 2024年8月26日】応用安全科学分野で世界をリードする企業UL Solutions(NYSE: ULS)は、本日、ブルーライト低減技術の世界的権威であるEyesafe社との協働で開発した新プログラムを発表しました。この新しいプログラムは、携帯電話、タブレット、モニター、その他の電子機器で使用されるブルーライトカット製品やスクリーン保護製品の効果を、消費者が比較できるようにするものです。

視覚的不快感や睡眠障害への懸念から、ブルーライトカット製品やスクリーン保護製品の市場は急速に拡大しています。スクリーンの使用時間が増えるにつれて、目をブルーライトに晒す時間も増加し、製品の需要が高まっています。

今回新しく提供を開始するULマーケティングメッセージ検証プログラムは、UL SolutionsがEyesafe社の®スクリーンアクセサリー2.1基準に照らして製品を試験し、そのマーケティングメッセージを検証することで、ブランド各社が自社製品の性能を消費者に伝えることができるようにするものです。

UL Solutionsでコンシューマー、メディカル、情報技術部門VP兼ゼネラルマネージャーを務めるBarry Yuは、新プログラムについて以下のようにコメントしています。「消費者は、スクリーンプロテクターがブルーライトを効果的に低減し、かつディスプレイの色を忠実に維持していると客観的に判断できる方法を求めています。今回提供を開始するマーケティングメッセージ検証プログラムは、Eyesafe社の基準に基づいてこのようなニーズに対応し、製品の性能を明確かつ厳密に評価できる根拠を提供します。検証を受けることでマーケティングメッセージの内容の正確性が担保され、消費者は信頼できる具体的な証拠を得ることができます」

ULマーケティングメッセージ検証プログラムは、ブルーライトカット製品、プライバシースクリーン保護製品のブランド向けに、世界各地で提供いたします。プログラムでは、UL SolutionsがEyesafe社のスクリーンアクセサリー要件2.1に照らして製品のマーケティングメッセージを検証します。

Eyesafe社のスクリーンアクセサリー要件2.1は、眼科の専門家や科学者の意見を反映したブルーライトフィルタリングと色彩性能の基準に基づいて策定されており、米国国家規格協会(ANSI)および国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)が網膜に最も影響を与えるブルーライトの波長範囲として特定している435~440ナノメートル(nm)でのピークフィルタリングを測定します1。さらに、ブルーライトが及ぼす悪影響の低減、相関色温度(CCT)の変化、輝度の減少について製品を評価します。CCTと輝度の評価により、ディスプレイの色が鮮やかに保たれていることも確認します。

  1. 米国国家規格協会(ANSI)Z80.3および国際非電離放射線防護委員会(ICNIRP)のガイドラインは、ブルーライトスペクトルのなかで最も影響の大きい部分を示しています。


UL Eyesafe VERIFIEDマーク
UL Solutions tests products using an objective, science-based protocol and evaluates the validity of each claim. Products are sent to UL Solutions for verification. When a product’s marketing claim has been Verified, customers receive a UL Eyesafe Verified Mark with the Verified claim, a marketing toolkit, a unique identifier and a page on verify.UL.com.

検証後は、スクリーンプロテクターによるブルーライトカットの度合いを数値化したRadiance Protection Factor(RPF©)が製品に割り当てられます。RPFスケールはRPF 20からRPF 80までの範囲で、日焼け止めのSPFと同じように、数字が大きいほどブルーライトカットの効果が高いことを示します。このスケールは、Eyesafe社が医師や医療関係者の意見を反映して開発したもので、ブルーライトフィルタリングの測定基準を明確に標準化することで、消費者の信頼を高め、さまざまな製品を簡単に比較することができます。UL SolutionsはRPFの検証を行い、その検証結果はマーケティングに使用することができます。

「睡眠障害や視覚的不快感など、スクリーンの使用時間やブルーライトが健康に及ぼす影響に対し、ますます人々の意識が高まっています」と、Eyesafe Vision Health Advisory Boardで議長を務めるDavid Friess博士は述べています。「過度のスクリーン使用による悪影響を軽減する解決策に対するニーズは非常に高くなっています。新しいULマーケティングメッセージ検証プログラムは、ブランド各社がスクリーンプロテクターのブルーライトカット性能と色彩性能を伝えるのに役立ちます」

検証を受けたブランドは、製品、パッケージ、マーケティング資料にUL Eyesafe VERIFIEDマークを表示することができます。

▽UL Solutionsについて
応用安全科学における世界的リーダーとして、UL Solutions(NYSE:ULS)は、110か国以上のお客様に向けて、安全、セキュリティ、サステナビリティに関する課題を機会に変える支援を提供します。UL Solutionsは、試験・検査・認証サービスや、ソフトウェア製品およびアドバイザリーサービスを提供し、お客様の製品イノベーションやビジネスの成長をサポートします。UL認証マークは、お客様の製品に対する信頼性の証として、安全性に関する我々のミッションを推進するという揺るぎないコミットメントを反映しています。お客様のイノベーション、新製品およびサービスのリリース、グローバル市場への展開や複雑なサプライチェーンへの対応を支援することで、将来に向けてサステナブルかつ責任ある方法で成長を実現するためのサポートを提供します。我々の科学的知見をお役立てください。

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