【欧州】 新EMC指令、安全要求、RE指令、ECC/DEC

2014年3月2日に2014年2月26日版EMC指令のドラフト修正が公開されています。
2014年2月13日からの変更点は、指令名:2014/30/EUが入ったことですが、最終的にはこの番号は変更されると思われます。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)

また、以前から議論されている新規製品安全要求に関して、これら要求や市場監視は急ぐ必要はないとのコメントが欧州工業会から提出されています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)

また、R&TTE指令に代わるRE指令に関しては、2014年3月13日に欧州委員会が現在のドラフトによる進行を認めたことが公表されています。

内容的には、以下が再確認されています。
  1. 無線通信に関わる受信機を対象とする
  2. 近日発行される新EMC指令などとの整合
  3. 正しいトレーサビリティ要求による市場監視の改良:機器登録の要求
  4. 非調和周波数利用による告知などの管理要求の削除
また、今後ソフトウエアは無線機器との組み合わせによって認められること、携帯電話などのポータブル端末の充電器の共用化要求などが組み込まれる予定です。
⇒ 詳細はこちら、およびIP-14-261をご参照ください。(言語:英語)

2014年3月14日に昨年11月11日にドラフトとして発行された次のDecisionが正式発行されています。(言語:英語)

  • ECC/DEC/(11)06 Harmonised frequency arrangements for MFCN operating in the bands 3400-3600 MHz/3600-3800 MHz
  • ECC/DEC/(06)07 GSM on board aircraft

【米国】 Part 15 レベルプロービングレーダー、KDB 935210

2014年3月6日に、4月7日有効として、Part 15レベルプロービングレーダーに関する規定が官報に掲載されました。これは2014年1月15日 FCC 14-2として発行されたものであり、内容的には同等となっています。
⇒ 詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

合わせて2014年3月6日に47CFR Part 15が改正されています。

2014年3月6日
935210】  signal booster; amplifier  
※ ASC C63タスクグループによる修正等

935210 D04 – Draft】  Provider-Specific Booster Measurements DR06-41704

【カナダ】 無線通信規制改正

2014年3月12日にインダストリーカナダはライセンス不要無線機器などの増加なども考慮し、無線通信規制を改正することを公表をしています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)

【日本】

2013年11月から検討されてきた、「小電力の無線システムの高度化に必要な技術的条件」のうち「医療用データ伝送システムの技術的条件等」に関して、検討結果が取りまとめられ、2014年4月7日まで意見募集が行われています。
本検討結果は、医療機器から発せられる電波に関する技術的条件等についてのみ行われたものであり、医療機器としての審査等については、別途行われる予定とされています。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。

最終製品への認証番号表示及び登録修理業者規定についての衆議院提出分です。近いうちに正式公表が行われるものと思われます。
これは以下2件が記載されています。
1. 最終製品に認可モジュールを組み込んだ場合、モジュールの認可番号の表示が可能
2. 修理業者を登録制とし、決められた修理に関しては工事設計の変更とはみなさない
⇒ 詳細はこちらを参照してください。

【規格】RSS-287ERC 70-03

2014年3月6日 
RSS-287
Emergency Position Indicating Radio Beacons (EPIRB), Emergency Locator Transmitters (ELT), Personal Locator Beacons (PLB), and Maritime Survivor Locator Devices (MSLD)

2014年3月7日 
ERC 70-03 Update
※ 新たに解放された周波数を中心に、フィンランドが使用許可