【プレスリリース】UL Japan、Allion Test Labsと試験・認証分野において協業を開始
2012年3月21日 発表
米国の製品安全試験・認証機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人である株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、ULがグローバルなIT製品の試験およびコンサルタント業務を提供するAllion Test Labs, Inc.(本社:台湾台北市、以下Allion)と2011年9月にグローバル締結した協力覚書に基づき、日本市場における相互協力関係を開始すると発表しました。
USB、HDMI、MHL、Wi-Fi、DLNA、TransferJet、MirrorLinkなどの各種ロゴ認証試験を提供するAllionの日本法人であるアリオン株式会社(本社:東京都品川区、以下アリオン)と、各国の電波法に基づく無線試験・認証サービスなどを提供するUL Japan は今後、国内においてより多くの分野において協力関係を拡充していく予定です。
株式会社UL Japan 取締役社長である山上英彦は、以下のように述べています。
「電子製品の試験・認証カテゴリーには安全・性能・仕様・インターフェースなどの個別規格は、多数かつ広範囲にわたっています。UL Japanでは、製品安全認証、およびEMC/無線測定分野において、活発な事業展開を今後も推し進めていくと共に、顧客から要求される新たな試験・認証業務に対応すべく、試験サービスの内容や試験手順の積極的な開発に取り組んでいます。両社の関係強化および技術面での補完的サポートにより、アリオンとUL Japanの協業はIT機器等の電子機器業界に対し、より広範囲の試験・認証サービスの提供を可能にします。また、基本サービスである製品安全から製品プラットフォームの両立性において、UL Japanおよびアリオンだけではなく、顧客を含む3社にビジネス上の有益な状況を作り出せると考えています」
アリオン株式会社取締役副社長である中山 英明氏は、「日本法人のアリオンは本年4月で設立10周年を迎え、台湾本社のAllionに至っては昨年で創業20周年を迎えました。当社は、国際規格認証サービスの多様化、電子機器に対する独自の試験サービスの提供、そして、顧客とともに成長することを常に目指しています。顧客のニーズは、急激な産業の発展により多様化している傾向にあり、最も信頼のある世界的製品安全規格策定/認証機関であるULとの戦略的協力や技術交換によって、取り扱える試験分野はさらに広範囲となるでしょう。また、最高品質の試験/認証サービスを顧客に提供することを目標に、両社の試験能力の向上にも努めていく所存です。そして、今回の協力により試験業界にさらなる発展がもたらされることを望んでいます」と語っています。
UL はUL規格、EN/IEC規格、CEマーキングそしてCBスキームを含む製品安全認証、規格策定、EMC・無線測定および各国電波法認証を専門としています。アリオンはUSB-IFやWi-Fi Alliance、HDMI Licensing, LLC、DLNA等の国際的な技術規格協会によって認められた試験機関です。両社間のMoC締結は相互補完的パートナーシップを確立し、顧客の様々な試験ニーズに応じて各社の現行サービスの営業活動を横断的に行います。将来的には、互いが有する試験知識を融合させ、合同で試験規格の開発などを行い、各社の顧客がより一層円滑に製品を市場に送り出すためのサービス向上に取り組む予定です。
【ULがグローバルに展開する5大ビジネスユニット】
■Product Safety (製品安全)
ULは、世界に認められた第三者試験認証機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。
■UL Life & Health (ライフ&ヘルス)
医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。
■UL Verification Services (検査・検証サービス)
エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。
■UL Environment (環境)
環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。
■UL Knowledge Services (セミナー・情報提供)
製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Universityと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。
【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、米国の世界的第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(http://www.UL.com/jp)をご覧ください。
【ULの概要】
ULは、100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの第三者安全科学機関です。世界46カ国以上に9,000名以上の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。
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【一般からのお問い合わせ先】
株式会社UL Japan マーケティング部 担当:梅田
Tel: 03-5293-6032 Fax:03-5293-6001
アリオン株式会社 営業部 マーケティング マネージャー 島田 圭介
Tel: 03-5488-7368(内線500:営業部代表) Fax:03- 5488-7369
【メディアからのお問合せ先】
UL Japan 広報事務局(MSL JAPAN内) 担当:高田、西田
Email: UL@msljapan.com Tel: 03-5719-8901 Fax: 03-5719-8919