[EMC/無線 最新情報] [EU] 共通充電器、市場監査、R&TTE指令整合規格 ほか
[EU] 共通充電器、市場監査、R&TTE指令整合規格
2014年11月6日に欧州委員会は、2013年9月に開始し、2014年8月に作成された携帯電話の共通充電器に関してのファイナルレポートを公表しています。このレポートは共用化が消費者及び工業界にもたらす利益、電気廃棄物の削減、その他のポータブル機器に対しての影響などが、以下3つのパートに分けて分析がされています。
Part Ⅰ:携帯電話とその充電器の市場における覚書の影響評価
Part Ⅱ:覚書がEU市場における他の小型の携帯用電子機器にもたらした間接的可能性ある影響の評価
Part Ⅲ:携帯電話、その他のポータブル充電式機器の充電の更なる調和のための異なった政策オプションの潜在的影響の事前評価
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。 (言語:英語)
2014年11月11日にEMCに関しての市場監査として、太陽光パネルのインバーターの結果が公表されています。それによると、2014年1月から6月にかけて行われた14の加盟国が参加した監査により、55サンプルが調査され、全体適合9%、エミッション適合33%、アドミ関連全体適合38%、CEマーキング適合95%、適合宣言書適合56%となっており、アドミ適合をしているものは技術的にも適合している傾向があるようです。
また2014年11月14日には、R&TTE指令に対する市場監査として同時期に行われた、携帯電話リピーターについての市場監査の内容が公表されています。これらリピーターは専門取り付けではなく入手できるものであり妨害の懸念も大きいものです。結果は全体適合6%、技術基準適合32%、アドミ関連全体適合10%、CEマーキング適合24%、適合宣言書適合43%、技術文書適合53%となっており必ずしも良い結果を示していません。
また来年度はR&TTE指令の元手の適合も要求される、遠隔操縦航空機システムを対象にすることが計画されています。
2014年11月14日に初回掲載日の修正(未だに誤っている箇所有り)と誤って削除されたEN 301 489-34 V1.3.1の再掲載、EN 302 961-2 V1.2.1のDOC(Date of cessation)の記載(2015年4月30日)を行った、R&TTE指令整合規格が発行されました。その他重要な変更はない模様です。前回削除されたEMC指令、低電圧指令整合規格の参照は再び追記されました。これはRE指令で明確になったように無線規格以外の規格の使用はNB関与無く使用できると思われますが不要な混乱をなくすためと思われます。
またRE指令に記載された、製品は意図された用途において適合性の推定を行える旨の記載が追記されました。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)
[カナダ] 電子ラベル更新と適用する規格更新、RSP-100 Issue 10、RSS-GEN Issue 4発行
2014年11月13日にインダストリーカナダは、2014年10月3日に許可した、電子ラベルに関して緩和する内容をNotice 2014-DRS1003に追記しました。それによると、表示画面のない機器は、音声メッセージによる方法、またはディスプレイを持ったホスト機器に物理的、Bluetooth、WiFiなどを通じて接続し、電子ラベルを表示する場合は、その接続を必須とすれば認められ、これは認証や登録の要件に従うすべてのデバイスに適用されます。電子ラベリングの代替法は、ICに都度確認することで可能となる場合があることも追記されました。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。 (言語:英語)
また下記規格が電子ラベルを許容するため、版の更新はありませんが変更が加えられています。
内容は電子ラベルの許容のみです。
- RSS-310 — Licence-exempt Radio Apparatus (All Frequency Bands): Category II Equipment
- RSS-216 — Wireless Power Transfer Devices (Wireless Chargers)
- DC-01 — Procedure for Declaration of Conformity and Registration of Terminal Equipment
- ICES-006 — AC Wire Carrier Current Devices (Unintentional Radiators)
- ICES-003 — Information Technology Equipment (ITE) — Limits and Methods of Measurement
- ICES-002 — Spark Ignition Systems of Vehicles and Other Devices Equipped with Internal Combustion Engines
- ICES-002 — Vehicles, Boats and Other Devices Propelled by an Internal Combustion Engine, Electrical Means or Both
- ICES-001 — Industrial, Scientific and Medical (ISM) Radio Frequency Generators
さらに、下記2規格は電子ラベルの許容を含め更新が行われています。発行日(適用日)は2014年11月22日となっています。
Gazette Notice SMSE-019-14
- RSP-100 — Certification of Radio Apparatus
ドラフトとほぼ同様ですが以下変更があります。
(1) 2.7項(ライセンス機器の説明)、3.2項(マニュアル要求)、7項(モジュール認可)をRSS-GENから移行し記載
(2) 3項ラベリングに電子ラベルを許可
(3) 6.4項に機密書類の明記
(4) 7.3項にモジュール認可時のホストに対するRF曝露条件適合の記載
(5) Appendix A、Bの書式変更
- RSS Gen — General Requirements for Compliance of Radio Apparatus
ドラフトとほぼ同様、ISO/IEC 17025認定試験所以外は2017年からは受け入れない旨が記載されました。
(1) 全体的な項番の変更と再構成
(2) タイトルの変更:General Requirements for Compliance of Radio Apparatus – Limits and Method of Measurement
(3) Section 3: 参照規格の記載:ANSI C63.4:2014(但し、6.1項により2009年版は2016年までは許容される:1GHz以上の測定に影響)、C63.10:2013 、C63.26
(4) Section 4: 除外条件の追加(何故適合できないのかを明確に記載する等)
(5) Section 5: 受信器に対して、NOTICE 2012-DRS0126を組み込み
(6) Section 8: ライセンス不要機器への要求のまとめ、パルスオペレーションなどはANSIを参照
(7) Section 9: 定義を再び掲載
(8) 重複があった、2.4項(ライセンス機器定義), 3項(ラベリング要求、モジュール定義等), 5項(ラベル、マニュアル等一般要求) はRSP-100 Issue 10へ移行
[日本] SIMロック解除、微弱無線設備試買テスト
2014年10月31日に総務省は「SIMロック解除に関するガイドライン」の改正案に対する意見募集を開始しました。期間は2014年12月1日までとなっています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。
2014年11月5日に微弱無線設備の試買テストの第2回分が公開されています。今回も多くの機器が掲載されています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。
[AS/NZ] 一般ユーザーライセンス、無線ライセンスポリシー
ニュージーランドRSMは2014年10月29日に一般ユーザースペクトラムライセンスとして、49MHz帯の開放をしました。この帯域は短距離機器としてリモコンなどの使用を意図しいています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)
また、無線ライセンスポリシー規則(PIB 58)を更新しています。これは今年6月に更新された無線ライセンス認証規則(PIB 38)を補足するものです。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)
[規格/規則] FDA、EN 303 131、EN 305 550、CISPR 13、CISPR 14、EN 303 204、EN 303 203、IEC 61000-4-36、IEC 61000-4-30
2014年10月17日
FDA IEC 60601-1-2 第4版への移行期間 (2016年8月1日から2017年4月1日に変更)
2014年10月22日
Draft ETSI EN 303 131 V1.1.0 (2014-10)
Wireless alarms with low duty cycle; Harmonized EN covering the essential requirements
2014年10月24日
ETSI EN 305 550-1 V1.2.1 (2014-10)
Radio equipment to be used in the 40 GHz to 246 GHz frequency range Same as Draft
ETSI EN 305 550-2 V1.2.1 (2014-10)
Radio equipment to be used in the 40 GHz to 246 GHz frequency range Same as Draft
Project CISPR 13-am1 第5版 ※Pre-release of the official standard
Project CISPR 14-2 第2版 ※Pre-release of the official standard
2014年10月30日
ETSI EN 303 204-1 V1.1.1 (2014-10)
ETSI EN 303 204-2 V1.1.1 (2014-10)
Radio equipment to be used in the 870 MHz to 876 MHz frequency range with power levels ranging up to 500 mW
2014年11月6日
ETSI EN 303 203-1 V1.1.1 (2014-11)
Medical Body Area Network Systems (MBANSs) operating in the 2 483,5 MHz to 2 500 MHz range
ETSI EN 303 203-2 V1.1.1 (2014-11)
Medical Body Area Network Systems (MBANSs) operating in the 2 483,5 MHz to 2 500 MHz range
2014年11月7日
IEC 61000-4-36 第1版
Part 4-36: Testing and measurement techniques – IEMI immunity test methods for equipment and systems
Project IEC 61000-4-30 第3版 ※Pre-release of the official standard