[欧州] R&TTE指令、医療機器指令等整合規格更新、Blue Guide更新

2015年7月10日にR&TTE指令、医療機器指令等の整合規格が更新されています。

欧州委員会は7月15日に更新されたBlue Guide Version 1.1を掲載しました。内容的には誤記の訂正が主なものであり大幅に変更された箇所はない模様です。
⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語)


 

[米国] FCC 15-92

2015年7月21日にFCCは6月に行われた改定(FCC 14-208)に引き続き、認可体系の見直しを行ったFCC 15-92を発行しています。これは以下内容を含みます。

  • 適合宣言と検証の二つの別々の製品承認プログラムを一つの自己承認プログラムに統合
  • ライセンス無線サービスのために使用される製品とRFパラメータがソフトウエアで制御される無線を含め、モジュール送信機の認証に対する体系を規定し明確化
  • 1つ以上の認定モジュール送信機から構成される最終製品の適合のための責任を明確化
  • 市場に対して影響のある機密情報を保護する既存の慣行を規定
  • 電子ラベルのための既存の指針を規定し拡大
  • 各パートで規定された不要または重複したルールを削除し、Part 2の機器認証ルールへ統合
  • 米国に輸入される無線機器のための税関国境警備局のFCCフォーム740の要求を中止

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)


[カナダ] RSS-310RSS-170RSS-247RSS-139RSS-216

2015年7月9日に受信器の要求事項であるRSS-310の規格更新が行われています。地下探査受信器などの改訂が主なものです。 またあわせて、移動衛生サービスに関する規格RSS-170が更新されています。詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

  • RSS-310- Licence-Exempt Radio Apparatus: Category II Equipment
  • RSS-170- Mobile Earth Stations (MESs) and Ancillary Terrestrial Component (ATC) Equipment Operating in the Mobile-Satellite Service (MSS) Bands
  • SRSP-519- Technical Requirements for the Ancillary Terrestrial Component (ATC) of Mobile-Satellite Service (MSS) Systems Operating in the Bands 2000–2020 MHz and 2180–2200 MHz

2015年7月14日に先日非公式に公表された、RSS-247に対する移行期間が明示されました。内容は変わっていません。規格の内容については一部修正されています。

詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

  • CB Notice 2015-07 RSS-247
    ※    RSS-210とRSS-247の移行期間の記載(2015年8月28日までの猶予:前回と変わらず)
    【変更箇所】
    ・ 3.3項制限帯域注記追記
    ・ 5.4 2)  EIRPの規定を削除
    ・ 6項 PeakとAV双方での規定明確化
    ・ 6.2 PeakとAV双方で規定、制限帯域はRSS-GENを参照
    ・ 6.2.1 2)26 dB BWと99% BWがともにW53に入り込めばDFS、TPC要求(要求は同じ、明確化)
    ・ 6.2.2 2) ii) 屋内使用はラベルではなくマニュアルに記載
    ・ 6.2.2 3) 角度要求は屋外固定局のみを追記
    ・ Annex A同様

2015年7月16日に、AWS規格であるRSS-139に関しての更新が行われています。
詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

  • RSS-139- Advanced Wireless Services (AWS) Equipment Operating in the Bands 1710-1780 MHz and 2110-2180 MHz
  • SRSP-513- Technical Requirements for Advanced Wireless Services (AWS) in the Bands 1710–1780 MHz and 2110–2180 MHz

2015年7月21日に電力伝送の規格であるRSS-216 Issue 2のドラフトを発行し、2015年8月21日までコメントを募集しています。タイプを3つに分け、タイプ 3のみ認証を要求しています。タイプ1は電力伝送以外の通信能力の無いものですが、RF曝露の評価は要求されます。タイプ2は490 kHz以下の周波数を用い、全てのエミッションが、RSS-GENで規定される不要輻射レベルより40 dB低いことが要求されます。それ以外の機器はタイプ3に分類され認証が要求されます。
詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)
INDUSTRY CANADA Radio Standards Specification, RSS-216, Issue 2, Month 2015 — Wireless Power Transfer Devices

 


[日本] ワイヤレス充電、人体曝露、CISPR 15関連60 GHz小電力データ通信

2015年7月10日に、「国際無線障害特別委員会(CISPR)の諸規格」のうち「電気照明及び類似機器の無線妨害波特性の許容値及び測定法」に関しての意見募集が2015年8月10日まで行われています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。

2015年7月17日に、同年6月25日まで意見募集が行われていた、電気自動車用ワイヤレス電力伝送システムに関する技術的条件に関する答申が行われています。意見募集の結果は同年7月10日に公表されています。対象となるシステム、周波数は、以下となっています。

  1.  1 次側(送電側)コイルと 2 次側(受電側)コイルとの間の電磁気的な共振結合現象を用いたワイヤレス電力伝送システムであって、電気自動車等への無線による給電を目的とし、出力が 7.7 kW 以下(ピーク時で定格値の 130 %未満)のもの
  2. 電力伝送に用いる周波数は、79 kHz-90 kHz

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。

また、同様に意見募集が行われた、人体側頭部に近接して使用する無線機器等に対する比吸収率の測定方法に関して意見提出は行われず、2015年7月17日に同様に答申が行われています。内容的には、周波数の6 GHzへの拡大、同時送信、高速SAR考慮(新測定方法を用いるものではない)などが含まれています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。

2015年7月27日、同年6月16日に公表された技術基準を基に、制度整備のための電波法関係省令及び告示の改正案が公示されました。空中線電力を10 mW以上を認め、占有帯域幅を2.5 GHzから9 GHzへ緩和し、従来の特定小電力無線局から2.4 GHz帯、5 GHz帯同様の小電力データ通信システムに分類されることになります。2015年8月31日まで意見募集が行われています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。


[規格] ドラフトECCレポート  TR 103 108-1

2015年7月8日

ECC/DEC/(16)AA
The harmonised frequency range 76-77 GHz, technical characteristics, exemption from individual licensing and free carriage and use of obstacle detection radars for helicopter use

ECC/DEC/(08)08
The harmonised use of GSM, UMTS and LTE systems on board vessels in the frequency bands 880-915/925-960 MHz, 1710-1785/1805-1880 MHz, 1920-1980/2110-2170 MHz and 2500-2570/2620-2690 MHz

ECC Report 242
Compatibility and sharing studies for M2M applications in the 733-736 MHz / 788-791 MHz band

 

2015年7月24日

ETSI TR 103 181-1 V1.1.1 (2015-07)
Part 1: UWB signal characteristics and overview CEPT/ECC and EC regulation