[米国] FCC 15-92官報掲載、KDB発行・更新

2015年8月6日に先日発行されたFCC 15-92が官報に掲載されました。これは前号で記載した以下内容となりますが、適合宣言と検証の統合などにはさらに検討が必要と思われます。

  • 適合宣言と検証の二つの別々の製品承認プログラムを一つの自己承認プログラムに統合
  • ライセンス無線サービスのために使用される製品とRFパラメータがソフトウエアで制御される無線を含め、モジュール送信機の認証に対する体系を規定し明確化
  • 1つ以上の認定モジュール送信機から構成される最終製品の適合のための責任を明確化
  • 市場に対して影響のある機密情報を保護する既存の慣行を規定
  • 電子ラベルのための既存の指針を規定し拡大
  • 各パートで規定された不要または重複したルールを削除し、Part 2の機器認証ルールへ統合
  • 米国に輸入される無線機器のための税関国境警備局のFCCフォーム740の要求を中止

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)

 

以下KDBが発行、更新されています。
質問の多かった、旧版の
ANSIでの試験の有効性について明確化されました。

2015年8月7日

442401】 Radiated test procedures for licensed devices 新規

  • §2.1053に使用されるライセンス機器の試験条件、サイト及びパワー測定の条件は§2.1033(c)に従い、基本要求§2.1046~§2.1057を満たす。また置換法などは ANSI/TIA-603-D-2010を参照する

449343】 Pre-Calibrated Field Methodology (日付は8月11日ですが7日に発行された誤記修正のため)

  • 削除 KDB 442401参照

300643】Part 15 Intentional and Unintentional Radiator measurement procedures

  • 以前の規格で試験が行われた機器に対しては再試験不要と明記

865664】SAR, 100 MHz – 6 GHz, Section 2.1093

  • IEEE 1528-2013参照等

412172】 Guidance Determining ERP and EIRP

  • ANSI C63.10-2013参照等

973804】 Section 15.31 Emission Measurements

  • 削除、KDB 412172を参照

643646】 Occupational PTT Radios

  • IEEE 1528-2013参照等

[AS/NZ] ニュージーランドSRD、周波数割当

ニュージーランドRSMは2015年7月30日付で短距離デバイス(SRD)における周波数割当を更新したことを公表しています。
今回の改定には次の内容が含まれます。

  • 位置決定、テレメトリー、テレコマンド機器及び電力伝送等の誘導機器の周波数を0.090 MHz~0.190 MHzから0.090 MHz~0.205 MHzに拡大
  • 位置決定、テレメトリー、テレコマンド機器の周波数、0.370 MHz~0.430 MHzを追加
  • 聴覚補助周波数を、3.180 MHz~3.380 MHzから3.155 MHz~3.400 MHzに拡大
  • 3.64 MHz~4.04 MHz、7.4 MHz~8.8 MHz、10.44 MHz~10.76 MHzのEIRPリミットを国際整合のため修正
  • ISMバンドの6.765 MHz~6.795 MHz、13.553 MHz~13.567 MHzの特別要件の削除
  • 49.82 MHz~49.98 MHz帯の2015年9月1日からのライセンス下での許可を追記
  • 921MHz~928 MHzの特別要件の削除と、57 GHz~66 GHzの重複要求を削除

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語).

また、無線スペクトラムにおける周波数割当に関しても2015年8月3日付で更新されています。
Table of Radio Spectrum Usage in New Zealand (PIB 21)


[欧州] EMC指令、低電圧指令、RE指令移行期間

6月15日付Webニュース に掲載した、EMC指令、低電圧指令、RE指令移行期間に関する文書が8月に更新され、EMC指令/低電圧指令に移行する通信端末などに対して電圧により除外されるものは一般製品安全指令を考慮すること、本文書は他の指令に影響を与えないことの追記が行われています。

 


[日本] 電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈等

2015年8月18日に電気用品の技術上の基準を定める省令の解釈について(通達)の一部改正に対する意見募集が公表されました。これは別表第十の第1章及び第2章を改正し、高調波利用機器のうち電子レンジやIH調理機器などについては、CISPR 11に対応する整合規格:J55011を適用するものです。またあわせて、J55001、J55011、J55014-1に関する平成27年版ドラフトが発行されています。 これらは9月下旬に正式発行され、2015年12月1日施行(3年間猶予)となっています。意見募集は2015年9月17日まで行われています。

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。


[規格] TS 102 658EN 303 345(受信機)、EN 300 676-2ERC 70-03

2015年7月29日
ETSI TS 102 658 V2.5.1  (2015-07)
Digital Private Mobile Radio (dPMR) using FDMA with a channel spacing of 6,25 kHz

2015年7月30日
Draft  ETSI EN 303 345 V1.1.0  (2015-07)
Radio Broadcast Receivers; Harmonised Standard covering the essential requirements of article 3.2 of the Directive 2014/53/EU

2015年7月31日
Draft  ETSI EN 300 676-2 V2.1.0  (2015-07)
Ground-based VHF hand-held, mobile and fixed radio transmitters, receivers and transceivers for the VHF aeronautical mobile service using amplitude modulation Part 2: Harmonised Standard covering the essential requirements of article 3.2 of the Directive 2014/53/EU

2015年8月17日
ERC 70-03

  • デンマーク:
    Annex 2C: 870.000-875.600 MHz
    Annex 2D1: 2483.5-2500 MHz、
    Annex 2D2: 2483.5-2500 MHz
    Annex 11C: 915-921 MHz 開放