[EMC/無線 最新情報] <日本>海外から持ち込む端末、遠隔操作
[欧州] Blue Guide、EN 50566追記、低電圧指令整合規格等
2016年4月5日に更新されたBlue Guideが掲載されました。内容的にはより詳細な記載が行われた箇所がありますが、主な変更点は以下となります。
- 2.10. 768/2008/ECに対する移行期間への対応として、適合宣言書の記載例が追記されています。例:“The object of the declaration described above is in conformity with the relevant Union harmonisation legislation: Directive 2004/108/EC (until 19 April 2016) and Directive 2014/30/EU (from 20 April 2016).”
- 3.1 製造者に対する添付する文書の明確化
- 3.4 再販業者に対する、Fulfilment Service Providersの追加
- 3.5 その他流通等に関与する経済担当者についての文面追加
- 7 市場監視について再構成と明確化
上記以外にも細かなところで文面修正が行われている箇所があるので注意が必要です。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)
2016年4月6日に、昨年から議論されていた、フランスのコメントに基づく、EN 50566:2013に関する適合性の疑問について、R&TTE指令整合規格に追記が行われることが官報に掲載されました。
例として、『四肢SAR測定(リミット4 W/kg)は分離距離を用いないこと、胴体SAR測定(リミット2 W/kg)は数mm以下の分離距離となること』が掲載されています。本要求は官報掲載後20日後に有効となっています。実際のところ曖昧な記述であり、加盟国に対するDecisionである以上参考とすべき内容ですが、これを用いないことは直接整合規格からの逸脱には当たりません。
疑義がある場合はNotified Body関与も要求されますが、製造者が独自に判断することが許可されます。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)
2016年4月8日に低電圧指令2006/95/ECに関する整合規格が更新されています。防爆機器(ATEX)指令に関してはRecastされた2014/34/EUに関する整合規格が合わせて発行されていますが、低電圧指令では発行されませんでした。詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)
Harmonized Standards 2009/95/EC (低電圧指令)
Regulation (EU) No 305/2011 89/106/EEC (建設資材指令)
Harmonized Standards 2014/34/EU (防爆機器 (ATEX)指令) Recast 94/9/EC
Harmonized Standards 94/9/EC (防爆機器(ATEX)指令)
[米国] DA 16-348(ANSI C63.26)、FCC 16-24、KDB
2016年4月1日にFCCはDA 16-348を発行し、ライセンス機器の試験方法である ANSI C63.26-2015の採用に関して意見募集を行っています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)
2016年4月6日、同年3月2日に発行された、FCC 16-24に基づく5 GHz帯ルールの修正が官報に掲載されました。これは、W52において大きな意味を持たなかったモバイル、ポータブルの記載を削除し単にクライアントとしたこと、またSubpart CからSubpart Eに移行されたW58のバンドエッジにおける不要輻射を大幅に緩和することによる使用用途の拡大等を目的としたものです。
また§15.247(d)に基づくスプリアスリミットに適合への猶予として、10 dBiを超えるアンテナゲインを持つ機器に関しては2017年3月1日まで認可可能であり、2018年3月1日まで市場供給が可能です。10 dBi以下のアンテナゲインの機器に関しては、2018年3月1日まで認可可能であり、2020年3月1日まで市場供給が許可されます。要求事項は2016年5月6日に有効となります。
⇒ 詳細は こちら をご参照下さい。(言語:英語)
また以下KDBが更新されています。
2016年4月5日
【287378】 sample request
※ 返却のための送料を負担する送付状を準備、通関のための必要な宣言書を含むことを追記
2016年4月7日
【926956】 Permissive changes to UNII devices
※ FCC 16-24に基づく変更 Q1(2016年3月2日以降新規申請は新ルールのみで認可可能であることを明記)、Q2(2016年6月1日までが旧ルールで可であることの明確化)、Q15(Note Code 48、49追加:上記FCC 16-24官報参照)、Q16(W58のDTSからNIIへの移行時の必要文書追記
2016年4月8日
【926956】 Permissive changes to UNII devices
※ 2016年4月7日の誤記訂正
※ Q1: These grant notes are related to the marketing cut-off date applicable to the device.追加※ Q3:or newly installed in the U.S.を削除。これがあると市場に出荷された機器も対象となってしまう
【905462】 15.401 UNII,U-NII, DFS Test Procedures
※ UNII DFS試験に関して、D02:Bin5レーダーの修正、D06:タイトルの変更、D07:W58 のNIIへの移行
【789033】 Part 15 Subpart E, UNII, U-NII, , U-NII Test Procedures
※ D02に関して、W58の変更に伴う修正:Sections II. G. 2. c) and III
【558074】 15.247, Digital Transmission Systems, DTS, DTS Measurements and Procedures
※ W58 移行完了に伴う変更
【388624】 §2.964,Pre-Approval Guidance, PAG, Formerly Permit But Ask, PBA
※ D02:UWBのサンプル要求削除、EMC試験における同時送信の明確化、VoLTE HAC(VoWiFi除く)、シグナルブースター、UNII-1のPeer-Peer機器の削除
【726920】 Confidentiality; Sections 0.457 and 0.459; Long-Term Confidentiality; Short-Term Confidentiality
※ D01:内部写真、ユーザーマニュアルに関して契約書があればPAG不要、特殊状況における機密に関する記載を削除
【935210】20.21; 90.219; 22; 24; 27; 90; signal booster; amplifier
※ シグナルブースターについてPAGから削除されたことに伴う変更
※ II) d) and V) j) 1) ii) PAGを削除
※ Footnote 2 and F.1 最近の変更に伴う更新
[日本] 海外から持ち込む端末、遠隔操作
2015年12月22日に電波法に対して、海外から観光客等が日本国内に持ち込むWi-Fi端末等について、電波法に定める技術基準に相当する技術基準に適合する等の条件を満たす場合に一定の期間、利用を可能とする規定が官報に掲載されましたが、電気通信事業法に関しても、2016年3月28日に官報に掲載されました。これにより、特定の条件を満たす機器に対して、90日間は利用者からの接続の請求を拒めない端末として使用が許可されることになります。
2016年3月30日に経済産業省は遠隔操作に関する緩和を公表しています。従来、負荷機器が特定できる場合に限り認められており、エンドユーザーが負荷機器を自由に選択できる配線器具は、火災等のリスクを伴う機器がつながれるおそれがあり認められていませんでした。しかし市場状況を考慮し、警告表示等を付けることを条件として、負荷機器が自由に選択できる遠隔操作可能な配線器具を販売できることとしたものです。
⇒ 詳細は こちら をご参照下さい。
[規格] ETSI、CISPR、EN
2016年3月31日
ETSI TS 103 361 V1.1.1 (2016-03)
Short Range Devices (SRD) using Ultra Wide Band technology (UWB); Receiver technical requirements, parameters and measurement procedures to fulfil the requirements of the Directive 2014/53/EU
CISPR 16-1-3:2004/AMD1:2016 Amendment 1
Specification for radio disturbance and immunity measuring apparatus and methods – Part 1-3: Radio disturbance and immunity measuring apparatus – Ancillary equipment – Disturbance power
CISPR 16-1-3:2004+AMD1:2016 CSV Consolidated version
Specification for radio disturbance and immunity measuring apparatus and methods – Part 1-3: Radio disturbance and immunity measuring apparatus – Ancillary equipment – Disturbance power
2016年4月1日
EN 61009-1:2012/A12:2016
Residual current operated circuit-breakers with integral overcurrent protection for household and similar uses (RCBOs) – Part 1: General rules
DOP:2017-02-11、DOW:2019-02-11
HD 62640:2015 / A11:2016
Residual current devices with or without overcurrent protection for socket-outlets for household and similar uses
DOP:2017-02-11、DOW:2019-02-11
EN 55011:2016
Industrial, scientific and medical equipment – Radio-frequency disturbance characteristics – Limits and methods of measurement
DOP:2017-02-15、DOW:2019-02-15
EN 55013:2013/A1:2016
Sound and television broadcast receivers and associated equipment – Radio disturbance characteristics – Limits and methods of measurement
DOP:2017-02-15、DOW:2019-02-15
2016年4月6日
Draft ETSI EN 301 489-1 V2.1.0 (2016-04)
Harmonised Standard covering the essential requirements of article 3.1(b) of the Directive 2014/53/EU and the essential requirements of article 6 of the Directive 2014/30/EU;Part 1: Common technical requirements
Draft ETSI EN 302 065-1 V2.1.0 (2016-04)
Short Range Devices (SRD) using Ultra Wide Band technology (UWB); Harmonised Standard covering essential requirements of article 3.2 of the Directive 2014/53/EU; Part 1: Requirements for Generic UWB applications
Draft ETSI EN 302 066 V2.1.0 (2016-04)
Short Range Devices (SRD); Ground- and Wall- Probing Radar applications (GPR/WPR) imaging systems;
Harmonised Standard covering the essential requirements of article 3.2 of the Directive 2014/53/EU
Draft ETSI EN 300 386 V2.1.1 (2016-04)
Telecommunication network equipment; ElectroMagnetic Compatibility (EMC) requirements; Harmonised Standard covering the essential requirements of the Directive 2014/30/EU
DOP:国内規格の最終発行日
DOW:本規格に矛盾する国内規格の終了日