EUでは、WEEE指令(廃電気電子機器指令)、電池指令、包装材指令にてそれぞれの上市された機器、電池、包装材を廃棄後に回収・リサイクルの責任を課しています。
気を付けるべきは、そのような製品リサイクル規制においては生産者、つまり製造者も含め上市する者に対して回収・リサイクルの責任を課していること(EPR:拡大生産者責任)と、さらにその義務の順守を厳格化する傾向が、近年特に高まっていることです。

たとえばフランスでは、「Décret n° 2021-835 du 29 juin 2021」が2021年6月に公布されました。
これは2022年以降、回収・リサイクルが要求される機器・電池・包装材を含む家庭用製品については、その分別・回収方法を表示を必須化するというものです。
分別・回収方法の表示内容は、認可されたエコ組織(つまり現地のリサイクルスキームを有するリサイクル組合)が指定することとなっているため、この規制により、現地のリサイクル組合への登録の義務の順守を促したいものと考えられます。
またこのような法令順守の動きに伴い、現地流通店から、リサイクル組合への登録を完了していることを示すEPR登録番号を提出するよう要請されるケースも増えているようです。

UL環境部門では、EUの製品リサイクルにおける回収・リサイクル要求に適合させるための、登録・報告・支払いの代行サポートを行っております。
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