[プレスリリース] UL JapanがNLABで大型バッテリーの試験・認証サービスが可能に
~大型蓄電システムの海外提供をサポート~
2016年9月6日発表
株式会社 UL Japan
米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:米国イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人 株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)の大型蓄電システム試験評価施設(NLAB)を活用することにより、今まで国内で対応していなかったサイズの大型バッテリーの試験・認証が可能になります。これにより日本の蓄電池メーカーは、海外向けの無停電電源装置、非常用電源装置、再生可能エネルギーなどに搭載される大型蓄電システムの安全試験ならびに認証を国内で取得することができ、今まで国内で試験が出来なかった大型蓄電システムをより迅速に製品を海外市場に展開できます。
住宅や自動車の電子化やエネルギー利用の拡大に伴い、蓄電池の大型化・大容量化が進んでいます。大型バッテリーで安全性を担保することは非常に重要ですが、試験や認証には大掛かりな施設が必要であり、国内では自社で実施することは困難でした。このような大型バッテリーの認証・検証のニーズの高まりに対応するため建設されたNLABは、メガワットクラスのコンテナサイズの大型バッテリーの試験が可能な大規模施設です。振動、落下などの試験により、安全性や性能の試験を国内で実施できます。
ULのサービスを利用することで、このような大型バッテリーの試験が可能になるだけでなく、据置型大型バッテリーの安全規格UL 1973の認証を取得することができます。 ULは、NLABと協力し、UL認証を始めとしてワンストップで国内製造の蓄電システムの海外市場への効率的な投入をサポートします。
今回のサービス対象となる認証・規格:
UL 1973, UL 9540, UL 1642,JIS C8715-2, JIS C8712 等
試験内容:
外部短絡試験、落下試験、過充電試験、圧壊試験、振動試験、温度サイクル試験、耐類焼試験 等
【ULの概要】
ULは、認証、試験、検査、アドバイザリー/トレーニング・サービスの提供によって、120年以上にわたり、発展を遂げてきた世界的な第三者安全科学機関です。
人々に安全な生活/職場環境をもたらすというミッションの下、10,000名を超えるプロフェッショナル・スタッフを擁するULは、調査/規格開発活動を通じて、安全において進化し続けるニーズの継続的促進と対応に取り組んでいます。そして、製造企業をはじめとする各種企業、貿易団体、国際的規制機関のパートナーとして、複雑さを増すグローバル・サプライチェーンに対するソリューションを提供しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。
【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、世界的な第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(www.UL.com/jp) をご覧ください。
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社UL Japan マーケティング部 担当:山崎
Tel: 03-5293-6031 Fax:03-5293-6001
株式会社UL Japan 広報代理
アリソン・アンド・パートナーズ株式会社 (旧 フォーカスト・コミュニケーションズ株式会社)
担当:水本・尾崎 Tel: 03-6809-1300 Fax: 03-6809-1301 E-mail: ul_pr_japan@allisonpr.com