自動車用プラスチックス材料の評価試験
執筆: 有森 奏・山崎 彩子(株式会社 UL Japan)
Thomas Wagner(UL International Germany GmbH)
JETI 2020年1月号
115-117 ページ掲載
「自動車用プラスチックス材料の評価試験」がエネルギー・化学・プラントの総合誌 JETI (発行:株式会社日本出版制作センター)1月号に掲載されました。
現在、自動車業界は100年に1度の大変革をもたらす“CASE”時代を迎えており、各社では革新的な技術を投じて電動自動車(xEV)の開発を急速に進められています。そこで、これまでとは異なる電装部品の開発も必要であり、さらに、材料メーカも含むサプライチェーン全体で、この大改革に挑んでいます。
多種多様のプラスチックス材料は、自動車業界の多数のコンポーネントやアセンブリで使用されており、それぞれ特有の性能要求に基づいて試験評価が行われています。例えば、外装用途は、耐衝撃性はもとより、耐候性、耐薬品性、耐熱性など多くの環境試験を行った後にそれぞれの評価試験を実施されます。また、内装部品に対しては、機械特性に加え、耐スクラッチ性、耐摩耗性、さらには有機物質であるプラスチックス材料特有の揮発性有機化合物量や臭気の評価試験なども実施することが求められます。
自動車の電動化・電装化に伴い、自動車用機能性材料に求められる要求は、領域が広がるとともに厳しさを増してます。本稿ではその中核をなす電気的(燃焼挙動)、機械的、耐電気特性(耐トラッキング試験)の評価試験の動向を中心に紹介します。(2020年1月)
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