防火充填材は、電気機器や配管、機械設備が設置する際に隙間のできた耐火部品の、1時間耐火性能を効果的に回復させることができます。一方、接合材は、床や壁の耐火部品の間や構造内の線状にできる隙間から火災が広がるのを防ぐために使用されます。

ULは、一元化された試験・等級判定により、防火充填材および接合材が最新の工業規格に適合し、人命や財産をしっかりと保護する性能であることを確認します。米国だけでなく、カナダ規格・欧州規格に基づく試験・等級判定も承っております。

また、防火充填材および接合材の各素材やシステムを、火災時に発生しうる炎、熱、空気や煙の漏出、水への耐性といった個々の特性に基づいて評価することもできます。

ULでは、最先端のテクノロジーを備えたビルでの火災のような状況を再現することができます。水平炉や垂直炉、高層設備を使用するこの試験では、ビルやその内部に設置された機械システムが、床や壁の耐火部品に求められる1時間耐火性能を満たし、維持することを確認します。

またULでは、公認契約業者プログラムを通じて、炎の侵入を防ぐ建材や接合材の設置を請け負う契約業者の評価および認可も行っています。同プログラムでは、これらの製品を熟知し、これらの製品のトレーニング、設置、適切な扱いに関する品質管理システムを構築している企業に対して、ULによる証明書を発行します。