ULでは、記録媒体保護装置業界向けに最新の火災試験を提供しています。ULは、豊富な経験と見識を生かして、多くの業界向け試験規格の策定をお手伝いしてきました。これらの規格は建築基準法の基準にもなっています。

大切な金融/医療/個人データを火災や窃盗から守るため、企業は紙やEDP磁気テープ、写真記録、フロッピーディスクといった、社内で使用する特定の記憶媒体を保護するための装置を選定しなければなりません。ULは80年にわたって、書類棚や片開き/両開き保管庫、上部片開きコンテナを含む、様々な自立可動式保護装置の性能を評価・等級判定する試験方法を開発してきました。等級には、これらの設備が保護するメディアの種類や耐熱時間、衝撃に対する保護性能を評価する任意試験の結果が反映されます。 ULは様々な試験条件下において、これらの保護装置の全面(6面)の評価を行います。 チャンバー炉を使用して、火災エンジニアが保護装置を試験規格で定められた温度条件下に置き、適切なクラス等級分け (紙製品:クラス350、磁気テープ:クラス150、フロッピーディスク:クラス125)を行います。等級分けされた製品は、検索可能な最新のUL製品ディレクトリでご覧いただけます。このディレクトリは毎年2,500名を超える規制管轄局(AHJ)や規制当局職員の皆様にご参照いただいています。

世界中で事業を展開するULは、北南米、欧州、アジア、中東でこれまでに築いてきたプレゼンスを基盤に、世界中のお客様が、もっと身近にULのサービスをご利用いただけるよう努めています。