ULのコーティング材向け認証プログラムは、腐⾷保護を⽬的としたスチール製エンクロージャの有機/⾦属コーティング材を評価するための試験⼿順と性能基準に対応しています。こうしたコーティング材は、⼀般的に⾦属を⼤気腐⾷から保護するために⽤いられるもので、通常、屋外環境で使⽤するスチール製エンクロージャの表⾯に塗布します。製品の使⽤⽬的によって、数ある試験の中でも特に塩⽔噴霧試験や湿潤環境下での⼆酸化炭素/⼆酸化硫⻩によるガス腐⾷試験、光や⽔を照射・噴霧する試験などを⾏ってコーティングに問題のないことを確認します。

ULにはまた、最終製品に⽤いられたコーティング材の種類や塗装プロセスを明らかにするための、腐⾷保護コーティング材のトレーサビリティ・プログラムがあります。このプログラムでは、ULのレコグナイズド・コンポーネントである有機コーティングについて、サプライチェーン全体にわたるトレーサビリティと正しい塗装プロセスの検証を提供します。このプログラムのもとで使⽤される保護コーティング材は、ANSI/UL1332の要求事項を満たしています。

ULの要求事項を満たすコーティング材は、ULのレコグナイズド・コンポーネントとして認証され、ULのオンライン認証製品ディレクトリに収録されます。