室内に設置する製品は、室内の空気環境に大きな影響を及ぼす可能性があります。GREENGUARD認証は世界で最も厳しい化学物質放散の規格に基づいており、登録製品は第三者認証機関によりその基準に適合していることが証明されます。GREENGUARD認証は、室内空気汚染や化学物質への曝露を抑え、健康的な室内空気環境を実現することを目的としています。

GREENGUARD認証プログラムは、次の製品グループに対して、試験方法と放散上限を決定しています。

・ 建材、家具および備品
・ 電気製品
・ 清掃用品およびメンテナンス用品
・ 呼吸ガス経路用の医療機器

 

建材および家具

次の2段階の認証、GREENGUARD認証およびGREENGUARD Gold認証が利用可能です。認証されるすべての製品は、室内環境に対する影響が最小であることを確認するための、製造プロセスのレビューとルーチン試験の対象となります。

 

GREENGUARD認証

現在のGREENGUARD認証における化学物質放散の基準値は、US EPAおよびワシントン州で家具、商業用建材の購入仕様として用いられた基準です。2002年以降、GREENGUARD認証の基準は、LEEDの低化学物質放散家具のクレジットに基づいており、GREENGUARD認証を受けたオフィス家具製品は、BIFMA X7.1規格およびBIFMA e3クレジット7.6.1にも適合していることになります。

 

GREENGUARD Gold認証

GREENGUARD Gold認証規格は、付加的な化学物質に対する健康ベースの基準を含むと同時に、製品が学校やヘルスケア施設などの環境での使用でも受け入れ可能であることを保証するため、より低い総VOC放出レベルも要求します。360種類以上のVOCおよび化学物質全体の放出の制限に加えて、GREENGUARD Gold認証製品は、カリフォルニア州公衆衛生局の「Standard Method for the Testing and Evaluation of Volatile Organic Chemical Emissions from Indoor Sources Using Environmental Chambers, Version 1.2 (2017)」(カリフォルニア・セクション01350とも呼ばれる)にも従う必要があります。GREENGUARD Gold 認証を受けたオフィス家具製品は、BIFMA X7.1規格およびBIFMA e3クレジット7.6.1、7.6.2、 7.6.3にも従っています。

GREENGUARD認証およびGREENGUARD Gold認証の基準値については、こちらをご覧ください。

建材と家具に関するUL GREENGUARD規格および試験方法は、ULの規格サイト、COMM2000から無料で入手できます。下のリンクから、規格をダウンロードできる外部ウェブサイトへ移動できます。

UL2818 建材および家具向けのGREENGUARD規格 »

UL2821 建材および家具向けのGREENGUARD試験方法 »

 

電気製品

電気製品に関するUL GREENGUARD規格および試験方法は、COMM2000から無料で入手できます。下のリンクから、規格をダウンロードできる外部ウェブサイトへ移動します。

UL2819 電気製品向けのGREENGUARD規格 »

UL2823 電気製品向けのGREENGUARD試験方法 »

非産業用3Dプリンター:

UL2904 非産業用3Dプリンター向けのGREENGUARD規格及び試験方法 »

 

呼吸ガス経路用の医療機器

UL GREENGUARD認証は、医療機器を対象として、凝縮液中のVOC、粒子、濾過可能物質に対する試験を含み、使用中に予想される曝露をモデル化する、完全なリスクアセスメントの認証です。認証基準は ISO18562(Biocompatibility Evaluation of Respiratory Gas Pathways in Healthcare Applications)規格シリーズに適合するよう開発されました。

認証プログラムの基礎となるISO18562 は、以下のISOサイトから入手可能です。
https://www.iso.org/standard/62892.html

 

清掃用品およびメンテナンス用品

清掃用品およびメンテナンス用品に関するUL GREENGUARD規格および試験方法は、COMM2000から無料で入手できます。下のリンクから、規格をダウンロードできる外部ウェブサイトへ移動します。

UL2820 清掃用品およびメンテナンス用品向けのGREENGUARD規格 »

UL2822 清掃用品およびメンテナンス用品向けのGREENGUARD試験方法 »