国際標準化規格 ISO 21498-2: 2024 に準拠した高電圧電源変動に対する評価試験サービス
リップルを疑似的に加え、高速な電圧変化に対応したISO 21498-2:2024準拠の評価試験サービス
EV (電気自動車)、PHV (プラグインハイブリッド車) など、カーボンニュートラルに向けた先進モビリティには、バッテリーを中心に車載充電器やコンバータ、インバータといったさまざまな電装品が搭載されています。車両に必要な電圧は高くなり、車両の信頼性向上のために、それぞれの電装品においてノイズに対する耐性や動作の安定性、耐久性を評価することが必要とされています。
リップル重畳試験
これに対応する評価試験として、電源や信号に対してリップル (波形の揺らぎや変動成分) を加える「リップル重畳試験」があります。リップルとは、DC (直流) 電圧に含まれる周期的な変動AC (交流) 電圧のことで、リップルを疑似的に電装品に加え、ノイズに対する耐性や動作の安定性、耐久性などを評価します。
鹿島EMC試験所では、新たに導入した設備と同試験所が保有する3相AC/DC電源とを組み合わせることで、電圧リップル耐性について、これまで低電流値でのリップル電圧に限定されていたものが、より高い電流値に対応できるようになり、DUT (試験対象デバイス) も高電流に対応できるようになりました。リップルを疑似的に加えるだけでなく、高速な電圧変化を発生させることもでき、ISO 21498-2: 2024 (Electrically propelled road vehicles — Electrical specifications and tests for voltage class B systems and components — Part 2: Electrical tests for components) に準拠した評価試験も可能となります。
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