[EU]  Class 1機器、RE指令ドラフト、ECC提案、R&TTE指令整合規格

R&TTE CAは2013年10月2日にClass 1、Class 2機器についての更新を公表しています。
携帯電話など特定のネットワーク制御下でのみ送信可能な無線機器は、周波数調和とは異なる考慮が必要でありClass 1とみなされることの明確化が行われています。
また輸送/交通用送信、RFID関連、埋込医療機、聴覚補助、その他短距離無線機など多くの調和機器がありますが、W52、W53、UWB機器などはClass 2として扱われるべきであるとしています。

昨年から、COM(2012)584 Final – 2012/0283(COD)として議論されてきた、RE指令ドラフトへの最終コメントが2013年10月2日に公表されています。
内容的には、2013年4月26日に発行されたドラフトレポートの内容、NFL(New Legislative Framework)との整合、問題が発生する可能性のある機器の登録削除、一度は対象外とした無線通信に関わる受信機をスコープ内に戻すなどに加えて、以下提案が行われています。 これを受けて2014年2月25日発行に向けて動いています。

* 情報通信用受信機は放送受信機を含め対象 (Amendment 16、27)
* 共有、隣接帯域のイミュニティ要求 (Amendment 26)
* 無線機(特に携帯電話)における充電器の共用化要求 (Amendment 29)
* 管理要求(CEマーク含む)の電子表示の許可 (Amendment 39、62)
* 適合宣言書の添付削除 (Amendment 41)
* 使用制限情報のみの梱包への表示義務 (Amendment 42)
* TCF翻訳要求の削除 (Amendment 65)
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語) 

欧州ECC(Electronic Communications Committee)は2013年10月7日にERC 70-03、UHF帯短距離無線機の更新提案、10月9日にDFS(Dynamic Frequency Selection)の現状を示すReport 192などを公表しています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)

2013年10月12日、R&TTE指令整合規格が更新されています。今回は、人体曝露要求であるEN 50566の整合化があり頭部以外へのSAR要求などが明確化されます。また、EN 55032がEMC指令より先に整合化されました。その他、EN 301 489-3 V1.6.1 、携帯関連のEN 301 908-1 V6.2.1 などの掲載もあり注意が必要です。
詳細はウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)

[カナダ]  CB Notice 2013-06

インダストリーカナダは、CB Notice 2013-06を発行し、2013年10月5日より698 MHz ~756 MHzで動作するモバイルブロードバンドサービス(MBS)送受信機の認定要件RSS-130 を有効としています。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:英語)

[日本] マイクロ波帯UWB、LTE-Advance

2013年9月17日の答申を受けて、マイクロ波帯UWBの技術要件の見直しの意見募集を11月11日まで行っています。マイクロ波帯を利用するUWB利用を2006年8月に開放し、その後2010年4月には22 GHz~24 GHzを利用するUWBレーダーシステムを開放してきましたが、低速度かつ測距・測位を目的としたセンサーネットワークの利用を鑑み技術条件の見直しを、行ってきたものです。
概要は以下となります。

  • 交流接続要求の削除
  • 7.25 GHz~10.25 GHzを用いる機器に対して送信速度(50Mbps以上)を撤廃
  • 干渉軽減機能の技術条件の決定(2013年12月31日まで猶予されていたもの)

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。

2013年7月24日公表された答申を受けて、 LTE-Advanceの技術条件を10月10日に公表しています。11月11日まで意見募集を行い、2014年6月仕様作成完了に向けて進んでいくものと思われます。
⇒ 詳細は こちら をご参照ください。

[韓国]  非接触充電

韓国RRAは非接触充電機器に関する技術基準改正のための意見募集を2013年10月31日まで行っています。近年のワイアレス充電化に対応するものであり、新たな定義を作成し対応を行います。

  1. 19 kHz~21 kHz、59 kHz~61 kHz帯を利用する無線電力伝送装置については、産業用電波応用機器の基本波及び不要波の電界強度の最大許容値
  2. 110 kHz~205 kHzを利用する無線電力伝送装置は、現行の微弱電界強度基準の適用を受けて、基本波の電界強度よりも低くなること規定
  3. 6765 kHz~6795 kHz帯を利用する無線電力伝送装置の基本波、不要発射による電界強度の最大許容値を規定(EMCリミット近似)

⇒ 詳細は こちら をご参照ください。(言語:韓国語)

[AS/NZ]  無線オーディオ送信機

無線オーディオ送信機に対して、694 MHz~820 MHz帯は使用できない旨のラベル記載の要求を組み込み、2013年10月1日にラベリング要求と短距離送信機要求が更新されています。
詳細は下記ウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)


[
規格情報] Reg.10、EN 50413、EN 60601-1、EN 60204-31、ERC 70-03

2013年10月1日
Proposal for the 05 series of amendments to Regulation No. 10 (Electromagnetic compatibility)

2013年10月4日
EN 50413: 2008/ A1:2013 
Amendment 1 – Basic standard on measurement and calculation procedures for human exposure to electric, magnetic and electromagnetic fields (0 Hz – 300 GHz) 
(電磁界(0Hz-300GHz)に対する人体暴露に関する測定及び計算手順の基本的基準)
DOP:2014-09-02  DOW:2016-09-02 

EN 60601-1: 2006/ A1: 2013  
Amendment 1: Medical electrical equipment – Part 1: General requirements for basic safety and essential performance (医療用電気機器-Part 1: 基本的安全および基本性能に関する一般要求事項)
DOP: 2014-06-24   DOW: 2018-12-24 

EN 60204-31:  2013 
Part 31:  Particular safety and EMC requirements for sewing machines, units and systems (ミシン,縫製ユニットおよびシステムの特定要求事項)
DOP: 2014-04-04   DOW: 2016-05-28

  • Alignment of the normative references
  • Alignment of titles and subtitles to the IEC 60204-1
  • Revision of Annex AA to align this annex with the relevant IEC standards.

2013年10月9日
ERC 70-03  が更新されています。 
[変更点] Annex 10 g1 1800-1804.8 MHz の追加

DOP: 国内規格の最終発行日
DOW: 本規格に矛盾する国内規格の終了日