3D プリンティングまたは付加造形(AM)は、21 世紀を担う創造的破壊技術の一つであり、3D プリンティング製品の需要は2025年*1までに約500億ドルに達すると予想されています。また、Industry 4.0の構成要素としても挙げられ、製品の開発/製造革命の最前線を担う技術であると考えられています。

3D プリンティングは、デジタルファイルから直接複雑な部品や製品を製造することができ、従来なかった柔軟性を実現可能です。

また、造形パラメータは途中で変更可能であるため、材料の特性を調整することで、精巧な形状を作り出すこともできます。この優れた柔軟性は、従来の製造方法にはなかった新たな複雑さを伴っており、その技術にはまだ未知な部分が多いです。この柔軟性が材料や性能の特性に与える影響を知ることは、製品の設計・開発において重要な要素です。3D プリンティングで造形したパーツの性能に信頼性が確保できなければ、製造者にとって大量生産へと歩を進めることは容易ではないと考えます。

*1. https://www.statista.com/topics/1969/additive-manufacturing-and-3d-printing/

 

この白書では以下の内容をカバーしています。

    • 造形方法によって、成形品に与える影響について(3D プリンティングと射出成形の比較)
    • 熱溶解積層法による3D プリンティングが、安全上重要な性能特性に及ぼす影響を調査したUL のR&Dでの研究の概要
    • ブルーカードプログラムで得られた知見について
    • ブルーカードプログラムによる大量生産への3D プリンティング技術の導入について

 

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