このコースでは建機・農機に関する機能安全規格および概念を学びます。

EU機械指令、ISO 19014:2018、ISO 25119:2018、農業、林業、土木建築向けトラクターや安全関連機械制御システム等を対象としたトレーニングとなっております。

講義では、ISO 12100:2010「機械類の安全性−設計のための一般原則− リスクアセスメント及びリスク低減」に準拠したハザード (危険源) の同定およびリスクアセスメント (評価) などの項目を取り上げます。

また、モータードライブや安全製品のライフサイクル等に関する様々なケーススタディを通じて、規格の要求事項やコンセプトがどのように適用されるかを、UL Solutionsのエキスパートが丁寧に解説します。


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本セミナーは、機能安全分野に精通した日本人エンジニアによる、日本語資料を用いた日本語による分かりやすい解説が特徴です。この機会にぜひご参加をご検討ください。

研修項目:

  • 機械安全規制におけるISO 19014とISO 25119の役割
    • 欧州機械指令
    • トラクターマザーレギュレーション (TMR)
  • ISO 19014とISO 25119の比較概要
  • ISO 12100:2010に従ったハザード (危険源) の同定およびリスクアセスメント(評価)
  • ISO 25119に従った設計
    • 農業パフォーマンスレベル (AgPL) 割り当て
    • リスク低減と必要なパフォーマンスレベル
    • 必要なパフォーマンスレベルの決定
    • パフォーマンスレベルのパラメータ
    • MTTF (Mean time to dangerous failure), DC (diagnostic coverage)
    • FMEDA (failure modes, effects and diagnostic analysis) の実施方法
    • SRCFs (safety related control functions) 要求仕様
    • ソフトウエア安全要求仕様とSRL (Software Requirement Level)
    • 機能分割
    • サブシステムの実現
    • サブシステムの安全パフォーマンスの決定
    • サブシステムのPFHd (the rate of dangerous failure per hour) の見積
    • CCFへの寄与
  • ISO 19014 (ISO 25119との関係を考慮) に従った設計
    • MPL (Performance level) 割り当て
    • CCF (common cause failures) を回避するための対策
    • 考慮すべき故障および故障の除外
    • パフォーマンスレベル (簡略化した手順) の評価
    • ソフトウエアベースのパラメータ化
    • MPLを達成するためのSRP/CS (safety-related parts of control systems) の組み合わせ
  • ISO 25119 および ISO 19014の今後の展開
  • 制御システムが提供すべき必要なリスク低減と機能安全パラメータ (PL および AgPL) の特定
  • ISO 19014 と ISO 25119 の両方の要求事項を満たす安全コンセプトの開発
  • ISO 19014 と ISO 25119 の両方が要求するステップを適用して、要求されるリスク低減を達成し、それを検証する。

 
UL-CFSP認定試験:
 
2.5日間のトレーニングを終了すると、最終日 (3日目) の午後に2時間の認定試験の受験資格が付与されます。試験に合格した方は、Agricultural and Construction Machinery (ISO 25119, ISO 19014) およびUL-CFSPのUL認定機能安全プロフェッショナルとして認定され、能力を実証する証明書とバッジが授与されます。また、一般に公開されているUL Certified Functional Safety Professionals and eXperts – Agricultural Machineryにて、お名前と資格内容を掲載いたします。

UL Solutionsの機能安全エンジニア資格 (FSE) の保有者であることは、名刺などにも掲載することが可能なので、対外的なマーケティングツールとしてご利用頂けます。
 
日時:2023年2月14日 (火) ~ 2023年2月16日 (木)

  • 1日目 10:00 – 16:00
  • 2日目 10:00 – 16:00
  • 3日目 10:00 – 12:00 *トレーニング終了
  • 3日目 13:00 – 15:00 *UL-CFSP認定試験

 
実施形式:オンライン (Microsoft Teams)
 
講師:エネルギー・産業機器事業部 竹市 正彦

<経歴>

  • 15年以上の機能安全業界での経験
  • IEC 61508 国際規格委員会メンバー
  • 機械全般、自動車、建機/農機、鉄道、航空機、バッテリーなど多岐にわたる業界の製品を評価

 
受講料:350,000円 (税別) /人 *試験費用込み
 
応募締切:2023年2月3日 (金)


* 本プログラムのお申込みは、企業アドレスでのお申込みに限らせていただきます。
* 同業者様によるお申込みはご遠慮ください。
* 本プログラムの知的所有権はUL Solutionsにあります。無断での転用配布・放送は禁止されています。
* 本プログラムは一般的な情報を提供するもので、法的並びに専門的助言を与えることを意図したものではありません。
* 本プログラムに関するお問合せは、PCQuote.jp@ul.comまでご連絡ください。


関連トレーニング 開催予定のご紹介
  1. [無料セミナー] 機能安全 (IEC 61508-1 3rd) とサイバーセキュリティ (IEC 62443) の最新規格動向
    概要: 改訂が進む機能安全規格IEC 61508は次版 (第3版) ではセキュリティ要件としてIEC 62443が要求される方向で進められています。IEC 61508の要求、及びそこで議論されているサイバーセキュリティ規格の要求の概要を解説します。
  2. 機能安全規格ISO 13849及びIEC 62061に関するトレーニング
    概要:機械指令の該当機器に多く適用されるISO 13849、IEC 62061について日本語で詳しく解説いたします。
    開催日程:2023年5月16日 (火)~18日 (木) 3日間 (試験込)

 

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