中国国家認証認可監督管理委員会(CNCA)は、2019年12月25日付の2019年第26号公告で、CCC自己宣言方式の一部運用変更を発表しています。主な内容は以下の通り。
1) 自己宣言実施規則の全面改訂
・CNCA-00C-008が2018版から2019版へ改訂され、内容も全面改訂
2) CCC認証から自己宣言への転換手続きの簡素化
・「自己宣言適合性情報報告システム」上で、取得済CCC認可に応じた製品の技術情報や資料が自動的に関連付けされるため、申請者が再度資料を準備する必要がない。
・取得済CCC認証は、自己宣言へ転換完了後、認証機関によって当該CCC認証が取り消される。
3) 運用の明確化
・部品側でCCC認証から自己宣言に転換する場合、CNCAシステムの中で部品の旧CCC認証と自己宣言が自動的に関連付けされる。そのため、組み込み製品側のCCC試験レポートに当該部品が記載されている場合でも、当該部品のCCC認証から自己宣言への転換による組み込み製品側のCCC試験レポート変更の必要はない。
・自己宣言プロセスB(指定試験所での型式試験+自己宣言)では、指定試験所がCCC認証と同様に認証適用範囲やサンプル要求を決定し、CB証明/レポートを受け入れる。
・CCC認証から自己宣言への転換期限である2020年11月1日を超えた製品の救済策:
以下の条件を全て満たす製品は、当該CCC認証を発行した認証機関に申請し、当該CCC
認証製品の生産ロットに限定したCCC認証を再度申請できる。
1. 2020年10月31日までに工場出荷され、出荷時点でCCC認証が有効であった製品。
2. 2020年11月1日以降に中国へ輸入し、転換期限切れでCCC認証が取り消された製品。

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上記に関連し、中国品質認証センター(CQC)は、2020年1月3日付通知で、CNCA2019年第26号に関連するCCC自己宣言の一部運用変更を発表しています。
主な内容は以下の通り。
・CCC自己宣言時の適合性の根拠として、CQC任意認証の結果が利用できる。
(CQC任意認証を取得せず、自社でCCC自己宣言情報申告を完了することもできる。)
・CQC任意認証取得後、CQCが提供するCCC自己宣言情報申告サービスを無料で取得できる。
・CCC認証からCQC任意認証に転換すると、CQCのCCC自己宣言情報申告サービスが利用可能。
・2020年11月1日までCQCは、フォローアップやサーベイランスにより、CCC自己宣言に転換されるまでのCCC認証の有効性を維持する。
・CQC発行のCCC認証を自己宣言に転換した場合、当該CCC認証取り消しをCQCに通知すること。
CCC認証からCQC任意認証に転換して自己宣言の根拠とする場合は、自己宣言完了後にCQCが当該CCC認証を取り消す。
・CCC認証から自己宣言への転換期限である2020年11月1日を超えた製品の救済策:
以下の条件を全て満たす製品で、かつCQCが発行したCCC認証製品の場合は、当該製品の
生産ロットに限定したCCC認証を再度申請できる。
1. 2020年10月31日までに工場出荷され、出荷時点でCCC認証が有効であった製品。
2. 2020年11月1日以降に中国へ輸入し、転換期限切れでCCC認証が取り消された製品。
・CCC認証と同様にCB証明/レポートを受け入れる。
・CCC認証と同様に自己宣言企業にCCCラベルの購入サービスをオンラインで提供する。

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<お問合せ先>
担 当 : コンシューマーテクノロジー事業部  藤倉
E-mail : Masahide.Fujikura@ul.com