車載向けEMC・無線試験サービス
豊富な経験と実績で、車載機器に対する包括的な試験実施・認証取得をサポート
15年以上に渡り車載機器向けにEMC(電磁両立性)試験サービスを提供し、年間1,500件以上の試験を実施しています。また、無線製品/技術の分野で20年を超える豊富な経験と確かな技術を活かし、無線技術を搭載した車載機器に対して包括的な試験サービスを提供することで、お客様のスムーズな認証取得をサポートいたします。
米国、欧州で排ガス規制および燃費規制が開始され、車の電動化は加速し続けています。「電動化」や「コネクテッド」が進み、走るコンピューターとも称されるようになった自動車において、車載部品が動作する際に発せられる電磁ノイズによって車載部品同士が電磁干渉を起こせば重大な事故を引き起こしかねません。そのため、車載部品に対するEMC試験の重要性が高まっています。
さらに電動車にはスマートフォンと同様のBluetooth/WirelessLAN/4G/5Gといった多くの無線技術が搭載され、各国の電波法への対応が必要となります。その電波法の要求事項や必要資料は国によって異なり、違反した場合は罰則が伴う場合があります。
ULではお客様のスムーズな上市をサポートすべく、電動車や車載部品に対応した各種サービスを提供しております。
ULの提供サービス
規制に基づく試験・認証取得
- 自動車国際規制(ECE Regulation)、国際規格(ISO、CISPR)など、自動車及び車載部品に対する規制に基づく試験・認可取得に幅広く対応します。
- 車両認可機関VCA、VINCOTTE/SNCHの認定試験所として、Eマーキングのための試験サービスを提供。VCAからはテクニカルサービスの認定を受け、試験官立ち合いなしでの試験実施が可能です。ECE R10(自動車EMC), 116(盗難防止システム)など試験に対応し、 試験結果はEマーキングの適合証明データとしてご利用いただけます。
自動車メーカー規格に基づく認証試験
- 国内外各自動車メーカー規格に対応したEMC試験を提供。認定試験所制度を採用している、GM(ゼネラルモーターズ)、FORD、Jaguar Land Rover、 MAZDAより試験所認定を受け、メーカー特有の要求に対するEMC試験の提供が可能。また、国内主要自動車メーカーの独自規格に対するEMC試験に関しても豊富な実績でサポートいたします。
車載機器の無線試験・各国申請代行
- イモビライザ、キーレス、ミリ波レーダー、ETC、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)、DTV(地上デジタルテレビ放送)、ワイヤレス給電など自動車に搭載される各種無線製品に対応し、Bluetooth、Wireless LAN/Wi-Fi、GNSS(GPS, GLONASS)、RFID、UWB、ミリ波、サブギガ、NFC、5Gなどの無線技術に対する測定/試験及びロゴ認証を提供します。
- 世界各国の規制機関との間で構築している関係を活かし、約200の国や地域の無線/電波法規制情報及び認証を提供。年間5000件以上の電波法申請代行の実績で、お客様のスムーズな上市をサポートいたします。
その他関連サービス
- 固定型ダイナモメーターを搭載した電波暗室「EHV Chamber」を複数保有し、「CISPR 25:2016 Ed.4 Annex I」、「ISO 11452-2 Ed.3 Clause 8」および「GB/T 36282-2018」対応試験が実施可能です。
- リバブレーションチャンバー (RVC) を導入。RVCを使用すれば、電波暗室内に均一な電界を発生させられ、実際に車両が使用される都市部のような電磁環境を模擬した試験を実施することができ、信頼性の高いEMC試験が可能です。
- EV、HV、PHV車の高電圧電源ラインに接続される機器に要求される電圧変動試験に対応し、車載機器の人体暴露規格「JASO TP-13002:2013」に基づく試験の提供可能です。
- EMC試験で使用される測定機器のISO/IEC 17025校正サービスではA2LAシンボル付きの校正証明書を発行可能です。
ULをご利用いただくメリット
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無料セミナーのご紹介
- 【オンデマンドセミナー】車載機器のEMC評価概要
- 【オンデマンドセミナー】ECE Regulation 10について(基礎編)
- 【オンデマンドセミナー】EMC・無線試験 バーチャル立会試験サービスのご紹介