ULについて
現在の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の状況下において、消毒、殺菌特性およびUVC機器を取り巻く課題が、これまで以上に注目されています。現在、多くの新製品が市場に投入される中で、UVC光の安全性を考慮することがきわめて重要になっています。
ULでは、製品タイプに適したUL規格を用いて、対象となるUVC(180-280 nm = UVC短波長)機器の安全性の認証を行うことが可能です。規格にUVCに関する傷害要件がまだ含まれていない場合は、光生物学的評価に関するANSI/IES RP-27またはIEC 62471が適用されます。
安全認証は、機器の感電、火災および傷害のリスクに対応していますが、効能を示すものではありません。
消費者用、業務用、医療用のUVC機器が安全認証の対象となるかどうかは、下の表でご確認いただけます。
(クリックすると拡大することができます。PDFでのダウンロードはこちら。)
ULは、お客様の製品のリスクカテゴリーを評価し、製品のUVCスペクトルの出力試験のお手伝いをいたします。現在の新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大の状況下においてULは、お客様のビジネスを前進させ、サポートするためのソリューションを用意しています。
光生物学的試験、測光試験、IP(防水、防塵)試験およびLM-79の要素を含む試験を組み合わせたバンドルサービスを提供しており、オープンで機能的なUL試験所で試験実施可能です。
すべての製品が、性能評価試験の対象となります。安全認証と併せて性能評価試験を行うことも、単独で性能評価試験を行うことも可能です。この性能評価試験は、安全に関するULマークが付与されるものではありません。
ユーザーに曝露の危険性を警告する適切なラベルやUVCによる傷害の懸念に対応するための光生物学的評価を用いて、以下のようなお客様の製品がUVC光を安全に使用するための要件を満たしていることをULと一緒に確認することができます。
ULは、お客様と協力して評価可能な性能ならびに試験実施方法を決定します。ULの試験所は、お客様のニーズに応える機能的な設備を備えています。性能評価試験には、以下のようなメリットがあります。
新型コロナウイルス感染症をめぐる状況が変化する中で、ULは変化への状況対応やビジネスの再開そして回復に向けてお客様をサポートするための適切な体制を備えています。
このような状況下においても、ULはお客様のニーズにお応えできるように、引き続き努力して参ります。ULの最優先事項の1つとして事業継続性があり、UVC光に限らずお客様が必要とするサービスを提供し続けることに注力しています。
[プレスリリース] 照明業界のリーダーが協力して紫外線光安全ガイダンスを発表 (2020年8月5日)