2019年12月03日
[ニュース] 日本ガイシ株式会社に蓄電池の特性に関する世界初のUL検証マークを発行
2019年12月3日 株式会社UL Japan UL 9540Aに基づく国内での試験実施と検証により、 日本ガイシ製 ニッケル亜鉛二次電池セルの性能を実証 米国の第三者安全科学機関UL (本社:イリノイ州ノースブルック) は、碍子(がいし)および産業用セラミック部品で世界をリードする日本ガイシ株式会社(以下:NGK)のニッケル亜鉛二次電池セル(型式名:CZTA100V2A01)に対し、UL 9540A(Test Method for Evaluating Thermal Runaway Fire Propagation in Battery Energy Storage Systems)規格に基づく試験を実施し、蓄電池分野における世界初のUL検証マークを発行したことを発表します。 ULは、独立行政法人 製品評価技術基盤機構 (NITE) 国際評価技術本部 蓄電池評価センター (NLAB)の協力の下、日本国内で客観的、かつ、科学的手法を用いて評価を行いました。UL 9540Aに基づく試験を行った結果、NGKのニッケル亜鉛二次電池セルは、表面加熱、過充電、過放電、釘差し試験において熱暴走や発火は不発生であることを確認し、UL検証マークを発行しました。 UL 9540Aのセルレベルの試験では、過酷な条件下におけるセルの挙動、並びに、熱暴走発生の潜在的可能性、すなわち、セルの危険な発熱、有炎延焼、および爆発に至る潜在的可能性を検証します。 日本ガイシ株式会社の代表取締役副社長 武内 幸久氏は次のように述べています。「お客様に当社の製品を安心してご利用いただく上で、科学的根拠に基づき検証を行う第三者機関であるULの検証マークを取得したことは価値があり、蓄電池メーカーとして世界初のUL検証マークを取得したことは大きな喜びです。これにより、お客様に自信をもって、当社の製品を採用していただけるものと確信しております。」 株式会社UL Japan代表取締役社長の山上英彦は、「今日、電池および蓄電システムは産業、商業、一般消費者用に限らず、あらゆる用途で欠かせない製品となっています。性能要件を担保しながら、製品設計および技術革新を追求することは製造者にとっての永遠の課題と言えます。当社は技術の進歩を見据え、お客様と共に、さまざまな課題に取り組んでまいります。」 【Verified Markの対象製品】 製品名称: ニッケル亜鉛二次電池セル (型式名:CZTA100V2A01) 製品特性等の詳細はこちら(英語)   【株式会社UL Japan の概要】 株式会社UL Japan は、 世界的な第三者安全科学機関であるUL の日本法人として、 2003 年に設立されました。 現在、 UL のグローバル・ネットワークを活用し、 北米のUL マークのみならず、… read more
2019年11月28日
[プレスリリース] UL Japan「第8回高機能プラスチック展」出展のご案内
2019年11月28日 株式会社UL Japan 米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人である株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、12月4日(水)から12月6日(金)まで幕張メッセにて開催される展示会「第8回高機能プラスチック展」に出展します。 近年、次世代自動車や通信機器・デバイスなどの電気・電子機器の高付加価値化が進む中、広く各種製品に部品・材料として使用されるプラスチックの高機能化、軽量化が重要な課題となっています。 今回の展示会では、今後のさらなる拡大が期待される高機能プラスチック市場に向けて、これまでの材料認証に加え、自動車用プラスチックス材料のパフォーマンス試験など、多岐にわたるサービスについてご紹介します。また開催期間中はブース内でセミナーも実施しています。 ご多忙中とは存じますが、ぜひこの機会にUL Japanのブースにご来場いただけますようお願い申し上げます。 第8回高機能プラスチック展 ■会期: 2019年12月4日(水)~6日(金) 10:00~18:00(最終日は17:00まで) ■会場: 幕張メッセ ■ブース番号: 31-48(高機能樹脂ゾーン) ■出展内容: ・ 自動車用プラスチック向け試験・評価サービス ・ UL 94およびUL 746に基づく材料認証プログラム ・ リサイクルプラスチックの評価・認証サービス ・ 3Dプリンティング用プラスチックス材料の燃焼評価プログラム“ブルーカードプログラム” ・ SDSおよびグローバル化学物質管理ソリューション“WERCS Studio” ・ プラスチック材料などのデータベース“UL Prospector,UL Product iQ” ・ 毒性予測シミュレーション“Cheminformatics” ・ UL検証マークプログラム“Market Claim Verification” など ■ブース内セミナーのご案内 *開催期間中、毎日開催いたします。 11:00~ プラスチックス材料の自動車関連試験評価サービス 14:00~ プラスチックス材料の燃焼試験 15:00~ 化学物質法規制対応と申請登録サービス 16:00~ プラスチック材料の電磁波遮蔽・透過に関するシミュレーションサービス… read more
2019年11月22日
UL Japanの自動車関連カタログが EV-tech に掲載されました
ULの自動車関連カタログが、科学情報出版が提供するEV・PHV・PHEVに関するポータルサイト EV-techからダウンロード可能になりました。 下記のサイトから無料の登録を行うことで、全てのコンテンツをダウンロードして頂けます。 https://ev-tech.jp/ [EV-techとは] EV-techは、科学情報出版が提供する関連機器の設計・開発に携わる方向けのEV・PHV・PHEVポータルサイト・総合情報サイトです。EV・PHV・PHEVに関連する様々な情報が掲載されています。 是非ご利用ください。
2019年10月29日
ニチボウのイレイスチューブ消火デバイスに世界初のUL 2166P認証を発行
生命と財産を守るためのイノベーションと安全性に貢献 2019年9月17日掲載抄訳版 ULの火災安全、信頼性、品質および性能は、世界各国で高い評価を受けています。それによりULマークの付いた消火関連製品は、このマークに対する認知度の高さから、火災安全分野において圧倒的な競合優位性を誇っています。 日々変化する社会の幅広い防火へのニーズに対応するために、規格開発や新しい安全認証への取り組みが行われる消火設備業界において、ULは万全のサポート体制を実現することで常に火災安全の進歩における最前線をリードしつづけています。 このようなULの取り組みにより、今般、㈱ニチボウ(東京都品川区)のイレイスチューブ消火デバイス(ETD)が、世界初となるUL 2166P(Outline for Plastic Pipe and Fitting Assemblies used as Self-contained Automatic Extinguisher Units for Total Flooding Applications)のUL認証を取得しました。 この認証は全域放出による自己完結型の自動消火装置に適用され、使用されるプラスチックパイプ/継手に対して評価/試験が行われます。本装置は、NFPA 2001に基づきケース(または筐体)内で発生するClass Aの表面燃焼、Class Bの可燃性液体、およびClass Cの火災に対して、全域放出方式で防護できるよう設計されています。 UL 2166Pの要件は、複数のUL規格に基づいて策定されました(UL 2166: Standard for Halocarbon Clean Agent Extinguishing System Units、UL1821: Standard for Thermoplastic Sprinkler Pipe and Fittings for Fire Protection Service、UL 521: Standard for Heat Detectors for… read more
2019年10月25日
[お知らせ] 11/1以降発行の検査レポート/VNの閲覧はmyULでお願いいたします。
2019年11月1日以降に発行される工場検査レポートおよびバリエーション・ノーティス(VN)はULの新しいお客様専用サイトmyULで閲覧していただくことが必要となり、MyHomeでの表示は終了になりますので、ご注意ください。 現在MyHomeをご利用のお客様で、引き続き工場検査レポートおよびVNの閲覧をご希望される場合はお早めにmyULへの切り替えの登録をお願いいたします。 ※myULへの登録は無料です。 ご登録サイト:https://my.ul.com/home
2019年10月24日
[中国]CCC認証から除外される品目、および自己宣言方式が適用される品目がさらに追加されました
市場監督管理総局(SAMR)は、2019年10月17日付の2019年第44号公告で、CCC認証範囲 から除外される品目と、自己宣言方式が適用される品目のさらなる追加等を発表しています。 主な内容は以下の通り。 ・18品目をCCC強制品目から除外 ・17品目を自己宣言品目に移行 ・自己宣言対象製品へのCCC認証取得は不可となる。 ・雷サージ規格YD / T993をCCC適用規格から削除   詳細はこちらよりダウンロードください   <お問合せ先> 担 当 : コンシューマーテクノロジー事業部  藤倉 E-mail :  Masahide.Fujikura@ul.com
2019年10月09日
[プレスリリース] ULが材料試験でフォルクスワーゲンの認定試験範囲を拡大
2019年10月9日 (2019年10月9日発表抄訳版) クレフェルト (ドイツ)2019年10月9日 — 米国の第三者安全科学機関であるULは、同社の材料試験所の2カ所がフォルクスワーゲン社(VW)の認定試験範囲の拡大を得たと発表しました。 認定試験サービスの拡大によって、ULは今後、米国メルビルと独国クレフェルトの試験所で多くの試験方法を実施できることになります。これらは多様な内外装部品、コンポーネント評価として環境試験(例えばPV1200)、表面特性試験(例えばPV3906)、機械特性や燃焼挙動(例えばTL1010)、耐薬品性試験やテキスタイル試験などが含まれます。 自動車事業マネージャーのトマス・ワグナー博士は、次の様に述べています。「フォルクスワーゲンの認定試験を拡大できたことは、ULの自動車サービスのグローバルな拡大と、自動車試験サプライチェーンの信頼されるパートナーとしてのULの地位確立に向けて、大きな意味があります。ULはこれまで、フォルクスワーゲンの生産拠点と同社の部品サプライヤーの施設の近くで顧客サポートを強化してきました。ULの顧客は、フォルクスワーゲンのグローバル規格VW52000に準じた全ての試験プログラムにアクセスできます。」VW52000は材料試験の要求や、試験結果の評価と文書化の要件を規定しています。 メルビルとクレフェルトの材料試験所は、重要な課題を解決し、コンプライアンスの確認と品質、性能の確保をサポートする幅広いサービスを自動車業界に提供します。高度に卓越した試験施設と充実した材料データベースにより、ULは自動車メーカーと各々のサプライヤーが製品コンセプトの段階など製品開発初期から最終的な生産部品承認プロセス(PPAP)まで、市場出荷の時間の最適化をサポートします。 ULの自動車検査ポートフォリオの詳細は http://UL.com/Driveをご覧いただくか、以下にご連絡ください。 Thomas Wagner, PhD Automotive Business Manager thomas.wagner@ul.com +49 2151 5370 234   【株式会社UL Japanの概要】 株式会社UL Japan は、 世界的な第三者安全科学機関であるUL の日本法人として、 2003 年に設立されました。 現在、 UL のグローバル・ネットワークを活用し、 北米のUL マークのみならず、 日本の電気用品安全法に基づく安全・EMC 認証のPSE およびS マークをはじめ、 欧州、 中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。 詳細はウェブサイト( https://japan.ul.com/)をご覧ください。 以下のソーシャルメディアアカウントからもご覧いただけます。 UL Japan Twitter公式アカウント:https://twitter.com/ul_japan UL Japan Facebookページ:https://www.facebook.com/ULinJapan 【ULの概要】 ULは、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、よりよい世界の創造に寄与します。そして、先進的製品/技術の安全な導入を実現することで、信頼を高めます。ULのスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。第三者調査から規格開発、試験、認証、分析/デジタルソリューションの提供まで、ULは業務を通じて、より健全なグローバル社会の構築を目指します。 ULに対する信頼が、企業、メーカー、政府当局、規制機関、人々のスマートな決断を支えます。詳細はUL.comをご参照ください。
2019年10月01日
[ニュース]マツダEMC 新規格に対しての試験所認定を取得
オートモティブ テクノロジー センター(ATC)は2017 年よりマツダ株式会社の認定試験所として認められています。 この度、EHV Chamber*や高圧電源などの設備拡充により、ATCは高電圧試験を規定した新規格の全試験項目をワンストップで対応できる認定試験所となりました。 その他多くの自動車メーカー規格にも対応しております。 *EHV Chamber : 電気自動車およびハイブリッド自動車(EV/HV)機器向け固定型ダイナモメータ―搭載電波暗室 ATCの詳細はこちら
2019年09月25日
[プレスリリース] ULとUnderwriters Laboratoriesが社長兼CEOの交代を発表
2019年9月25日 (2019年9月17日発表抄訳版) 株式会社UL Japan キース・ウィリアムズは15年の在任期間を経て社長兼CEOを退任 ジェニファー・スカンロンがULの社長兼CEOに就任 (設立125年で初の女性CEO) テレンス・ブレイディがUnderwriters Laboratoriesの社長兼CEOに就任 イリノイ州ノースブルック – 2019年9月17日 – ULおよび親会社のUnderwriters Laboratoriesは、キース・ウィリアムズ(Keith Williams)が15年間の在任を経て、社長兼CEOを退任すると発表しました。ウィリアムズは一定期間、両組織へのサポートを継続し業務を引き継ぎます。 当社Board of Directorsは、ジェニファー・スカンロン(Jennifer Scanlon)をULの社長兼CEOに選任し、スカンロンは2019年9月30日付けで女性としてUL初の社長兼CEOに就任します。スカンロンは、ULの最も古い顧客の1つであり、116年の歴史を持つ革新的な建築製品メーカーである米USG Corporation(米石こうボード大手)の社長兼CEOを務め、16年間のUSG在籍中には合弁会社USG Boral Building Productsの設立、L&W Supplyの売却など、同社の最も重要な戦略的事業展開を主導しました。2018年にはUSGの独Knaufへの売却(70億ドル)を成立させ、スカンロンのCEO就任時と比較して同社株価を76%上昇させました。この売却は2019年4月24日に成立しました。 ULのBoard of DirectorsおよびUnderwriters LaboratoriesのBoard of Trusteesそれぞれのチェアマンであるジェームズ・シャノン(James Shannon)氏は次のように述べています。「ジェニファーは誠実さ、経験、才能、技術力をULにもたらしてくれるでしょう。シカゴ出身のジェニファーは、USGで全世界8000人の従業員を率いてきた経験があり、彼女が持つグローバルな視点はULにとってメリットとなることは明らかです。安全とイノベーションに熱心に取り組み、グローバルな事業展開で実績を上げてきたことから、今のULに最もふさわしいリーダーになると確信しています。」 社長兼CEOに就任するスカンロンは次のように述べています。「技術の進歩によりULの顧客企業の事業は劇的に変化し続けています。このタイミングでULに参加することは、私にとって光栄なことです。ULは、イノベーションの実績を持つミッション主導型組織として、顧客が安全な製品を送り出すことを支援するユニーク、かつ優位な立場にあります。ULの125年にわたる安全と信頼のレガシーを活かし、ULの能力をさらに向上させるため、全世界14,000人の優秀な社員と共に働くことを楽しみにしています。」 また、Underwriters LaboratoriesのBoard of Trusteesは、現在同社の社長であるテレンス・ブレイディ(Terrence Brady)を、ウィリアムズの退任に伴い、2020年1月1日付でUnderwriters Laboratoriesの社長兼CEOに任命すると発表しました。ブレイディは、125年の歴史を持つUnderwriters Laboratoriesを世界トップの安全科学研究・規格開発機関にするべく、この非営利団体の変革を引き続き主導します。 シャノン氏は次のように述べています。「これまでの実績から、Underwriters Laboratoriesの新社長兼CEOとして、テレンスは引き続き重要な存在となるでしょう。Underwriters Laboratoriesにおいて、テレンスはすべてのリーダーシップ・ポジションで優れた能力を発揮して、当社の戦略を策定し、実行を推進しています。Underwriters Laboratoriesの実務、歴史、ミッション、機会についてテレンスが持つ知識は、Underwriters Laboratoriesと利害関係者にとって役立つでしょう。」 Underwriters Laboratoriesの社長兼CEOに就任するブレイディは次のように述べています。「125年間にわたり、Underwriters Laboratoriesは安全科学を通じて、信頼を浸透させることに努めてきました。私は、社長兼CEOとして今後も当社の成功の鍵となる信頼をさらに高めていくために、この伝統を引き継いでいきたいと思っています。世界をより安全な場所にするため画期的な安全研究、規格開発、支援活動は優先事項として利害関係者と協力して取り組んでいきます。」 ULとUnderwriters Laboratoriesでのウィリアムズの退任について、シャノンは次のように述べています。「私たちの組織でのキースの15年間という長きにわたる貢献により、私たちの安全ミッションを世界中に広げることができました。今日、ULとUnderwriters Laboratoriesには、それぞれの成長とリーダーシップを支える強固な事業基盤があります。キースの退任にあたり、ULやUnderwriters Laboratoriesへの彼の献身と奉仕に深い感謝の意を表します。」 退任するウィリアムズは次のように述べています。「私たちが過去数年にわたって成し遂げてきたことを誇りに思います。組織を変革し、強化してきたULとUnderwriters Laboratoriesの優秀な社員に感謝しています。イノベーションを推進し、世界中の重要な安全、品質、セキュリティ、持続可能性の課題を解決するため、これまで以上に優位な立場でイノベーションを推進し、世界中の重要な安全、品質、セキュリティ、持続可能性の課題を解決していく次世代のリーダーたちにバトンを渡します。」 キース・E・ウィリアムズについて… read more
2019年09月02日
[プレスリリース] 車載機器向け人体ばく露(曝露)試験サービスを開始
米国の第三者安全科学機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人である株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は、本日9 月2 日(月)より車載機器向け人体ばく露試験*1 サービスを開始します。 近年ハイブリッド自動車や電気自動車が普及し、今後はさらに充電式エネルギー貯蔵システムなどを搭載した自動車の一般化が進むとみられています。このような自動車では、今まで以上に車載機器が発する電磁波が人体に悪影響を及ぼさないことが求めれており、ICNIRP ガイドライン*2 に適合することが重要になっています。人体ばく露についてはMRI などの医療機器や、携帯電話などの分野で人体に対する影響が懸念されています。現在では多くの車両メーカーでも車載機器への対応を進めています。今後、より安全で安心な電波利用環境を整備していくためには、人体ばく露試験は避けては通れない試験となります。 UL では日本における自動車産業の”CASE(コネクテッド、自動運転、シェアリング、電動化)”対応支援の取り組みの一環として、車載機器のEMC 試験に長年取り組んできました。その一環としてこの度、独 Narda S.T.S.社製「ELT-400 型 磁界曝露レベルテスタ」および「磁界測定システム 7904A-201」(左下写真)を導入しました。このシステムでは時間領域評価を行うと同時に、磁界の時間変化の表示ならびに周波数解析が可能です(右下写真)。「ELT-400 型」単独ではICNIRP ガイドラインとの相対測定や磁界強度測定だけしか行えませんでしたが、「 7904A-201」の導入により、JASO TP-13002:2013*3で要求される、特定の周波数での占有状況などの分析が可能となりました。コンプレッサー、高圧ヒーター、カーナビなどにとどまらず多くの車載部品が対象となります。 左(黄色):ELT-400 型 磁界曝露レベルテスタ 右:磁界測定システム 7904A-201 測定値の時間領域評価、周波数領域評価が可能 上:周波数軸での磁束密度(T)を表示 下:時間軸でICNIRP ガイドラインに対する人体ばく露測定(%) ULでは人体ばく露試験に加え、車載機器のEMC試験、無線試験、信頼性試験など多岐にわたる試験を提供しており、引き続き日本市場への投資を拡大してきます。 *1 無線機器を一定期間使用したときに、電磁エネルギーが生体組織にどの程度吸収されるかを測定する試験 *2 国際非電離放射線防護委員会(International Commission on Non-Ionizing Radiation Protection : ICNIRP)が発行するガイドライン *3 JASO TP-13002:2013 「自動車の人体ばく露に関わる電磁界測定方法」は2013年3月29日に公益社団法人自動車技術会(JASO)が制定したテクニカルペーパ 【ULの概要】 ULは、科学の活用によって安全、セキュリティ、サステナビリティ(持続可能性)における課題を解決し、よりよい世界の創造に寄与します。そして、先進的製品/技術の安全な導入を実現することで、信頼を高めます。ULのスタッフは世界をより安全な場所にするという情熱を共有しています。第三者調査から規格開発、試験、認証、分析/デジタルソリューションの提供まで、ULは業務を通じて、より健全なグローバル社会の構築を目指します。 ULに対する信頼が、企業、メーカー、政府当局、規制機関、人々のスマートな決断を支えます。詳細はUL.comをご参照ください。 【株式会社UL Japanの概要】 株式会社UL Japan… read more