2012年08月01日
【プレスリリース】UL、プラスチック情報の拡充に向けIDES社を買収
~データシートにULの試験結果を統合し情報検索ツールを強化~ 翻訳版:本プレスリリースは2012年7月25日(現地時間)、米国にて発表されたものです。 【2012年7月25日(現地時間) – 米国イリノイ州、ワイオミング州発】 米国の製品安全試験・認証機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)は、世界トップクラスのプラスチック情報会社であるIDES社(本社:ワイオミング州ララミー)を買収したと発表しました。 IDES社が有するプラスチック材料の検索ツール「プロスペクター」は、業界標準の検索ツールとして、ポリマー素材の効率的な選定を可能とし、319,000人にのぼる設計エンジニアおよび加工業者から信頼されています。その使い易い検索、比較方法、ナビゲーション機能において、ユーザーから高く評価されています。加えて、今回の買収により、ULが有するプラスチック情報を統合した「プロスペクター」の次世代バージョンの運用を開始しました。この結果、プラスチックの選定担当者は、IDES社のウェブサイト(IDES.com)上で、あらゆる重要なデータシートとULの検証データを閲覧できるようになりました。 プロスペクターのデータに、プラスチックに関するUL認証情報(通称:イエローカード)を内包し、検索項目およびその結果に、燃焼性/着火試験、機械的/電気的/短期耐熱変形試験など、個別に検証された素材の特性が加わりました。ULが認証したプラスチックは60,000種以上にのぼり、その情報はメーカーや部材選定担当者に利用されています。 ULのシニア・バイスプレジデントであるサラ・グリーンステインは、「優秀なIDES社の社員と業界トップクラスの技術情報がULに加わり、大変嬉しく思います。ULは、これらのデータを利用しやすいインテリジェント情報へ変革させるための強力なデータベースを手に入れることができました。プロスペクターは、プラスチックのサプライチェーンに対し、適切な情報提供と同時に迅速な決定をもたらします」と述べています。 IDES社の社長であるマイク・クメッツは、「IDES社の社員、お客様にとってすばらしい統合であり、その成果は既に現れています。ULとしてプロスペクターのアップグレードを成し遂げたことは、金字塔と言える成果です。今回の買収による成果は、これだけに留まるものではありません」と述べています。 ULの認証情報は、「ULiQデータベース」※1で引き続き閲覧可能です。一方、プロスペクターはプラスチックに関するUL認証情報の基本データベースとなります。機器用配線材、プリント基板、スイッチ、電気絶縁システム、有害物質のカテゴリーにおいては、ULiQデータベースが引き続きUL認証品の検索サイトとして機能します。 ※1  ULiQデータベース: ULが認証した部品および材料に関する情報を網羅したオンライン・データサービス —————————————- 【ULがグローバルに展開する5つのビジネスユニット】 Product Safety (製品安全) ULは、世界に認められた第三者試験認証機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。 Life & Health (ライフ&ヘルス) 医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。 Verification Services (検査・検証サービス) エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。 Environment (環境) 環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。 Knowledge Services (セミナー・情報提供) 製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Knowledge Servicesと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。 —————————————- 【IDES社の概要】 IDES社(本社:米国ワイオミング州ララミー)は、世界トップクラスのプラスチック情報会社です。プラスチックの特性を掲載したデータシート・カタログのオンライン検索サイト、プロスペクターを通じて、プラスチックの情報やデータシートを提供しています。このサイトは、世界中の319,000人以上の業界関係者に利用されています。同社に関する詳細はウェブサイト(IDES.com)をご覧ください。 【株式会社UL Japanの概要】 株式会社UL Japanは、米国の世界的第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。 【ULの概要】 ULは、100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの第三者安全科学機関です。世界46カ国に約9,000名の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はこちらをご覧ください。 —————————————- 【一般からのお問い合わせ先】 株式会社UL Japan マーケティング部 … read more
2012年07月27日
夏季休業のお知らせ
夏季休業のお知らせ   お客様各位 日頃は、格別のお引立てを賜り、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、弊社は、2012年8月13日(月)~2012年8月17日(金)まで、休業させていただきます。 休業期間中は大変ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。 なお、8月20日(月)より平常どおり業務を行います。   株式会社UL Japan
2012年07月20日
[EU] 「2.4GHz帯整合と5GHz帯の扱い」 ほかEMC・無線 最新情報
[EU] 2.4GHz帯、5GHz帯の扱い 2.4GHz帯に関して、2009/812/ECによるフランスの特例が撤回され、2012年7月1日から屋内外に拘わらず、アラートマークなしでのClass 1の運用が認めらています。また、5GHzに関してはSRDには該当せずモバイルサービスとされましたが、W52、W53に関してはClass 2、W56に関してはClass 1として扱われます。W52、W53の屋外使用が禁止されているため、屋外で使用できる5GHz無線機はClass 1であると読替えることも可能です。 ⇒ 詳細は弊社ウェブサイトをご参照ください。(言語:英語)    またこれに合わせて、ERC 70-03も更新されています。 [FCC] KDB更新およびPart 15 BPL、77GHzレーダー、アンテナ校正 * 2012年6月25日 【416721】 ホワイトスペース試験手順 [主な内容]  v01からFCC 12-36の規則変更を反映 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) * 2012年6月26日 【772105】 Part 15除外機器、家庭用機器 [主な内容] パワーツール等の対象除外コメント募集結果の公表 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) また、FCCは、Part 15 Subpart Gにおける電灯線を用いたブロードバンドコミュニケーションに関して、アマチュア無線協会の提案を受けて、2012年7月17日まで意見提出を求めていました。 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) 2011年5月に発行された、77GHz帯レーダーの規制改正提案であるFCC 11-79に関して、ファイナルルールとして、FCC 12-72が発行されています。項番の変更はありますが、同等の内容で制定が行われる予定です。 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) また、2012年7月9日にCALM条例(Commercial Advertisement Loudness Mitigation Act, Public Law 111-311)が施行されました。これはFCCが2011年12月15日までにCM音量規制の細則作成を命じられたものであり、予定通り2012年12月13日までの猶予期間の後に有効となります。 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) NVLAPでは、Lab Bulletin LB-64-2012において、明確に暗室内でのアンテナ校正を認めない方針を出しています。 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) [日本] 特定ラジオマイク官報掲載、給電システム、改正政省令 2012.7.3付Web… read more
2012年07月20日
UL 746E Industry File Review のお知らせ
UL 746E Industry File Review のレターが発行されました。 スケジュール、対象となるカテゴリー、また、Summary of Requirements (SOR) の 参考和訳などは こちらのリンク よりご確認ください。
2012年07月17日
【プレスリリース】UL、家庭用冷蔵庫向けサステイナビリティ規格の認証を第1号としてワールプール社の冷蔵庫へ発行
~ AHAM/CSA/UL認証で、ライフサイクルに基づく環境パフォーマンス基準に満たしていることを証明 ~ 翻訳版:本プレスリリースは2012年6月14日(現地時間)、米国にて発表されたものです。 【2012年6月14日(現地時間) – 米国ジョージア州発】 米国の製品安全試験・認証機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)が注力する5つのビジネスユニットの1つであるUL Environment(以下ULE)は、家電製品のトップメーカーであるワールプール社の冷蔵庫に対し、家庭用冷蔵庫向けサステイナビリティ規格『AHAM 7001/CSA SPE 7001-12/UL 7001』で初めての認証を発行したことを発表しました。 ULE、米国家電製品協会(AHAM)、カナダ規格協会(CSA)が共同開発したAHAM 7001/CSA SPE 7001-12/UL 7001は、冷蔵庫を5つのカテゴリーにおいて、製品ライフサイクルが環境パフォーマンスの基準を満たしていることを要求しています。5つのカテゴリーには、(1)材料、(2)使用時のエネルギー消費量、(3)製造、(4)製品性能、(5)寿命が含まれています。ワールプール社の上置き型冷蔵庫(観音開きタイプ)は、これら全ての基準を満たしていることから、ULEが初めて認証しました。 ULEの責任者であるサラ・グリーンステインは、「サステイナビリティの向上のため、新たな基準が設定されたことは、家電製品業界にとってすばらしいチャンスと言えます。ワールプール社がリーダーシップを発揮され、AHAM/CSA/UL規格の認証をいち早く取得されたことに深く敬意を表します。今回、ワールプール社の認証を取得されたことは、他の冷蔵庫メーカーにも良い影響を与えると同時に、この業界全体の環境管理への関心を高めるものになるでしょう」と述べています。 AHAM 7001/CSA SPE 7001-12/UL 7001規格は、100点満点方式を採用しています。同規格への製品適合には、5つのカテゴリーにおいて各1点を取得する必要があり、要求される合計得点は最低でも60点となっています。5つのカテゴリーとは別に、革新(イノベーション)というボーナス・カテゴリーがあり、そこで最高10点を獲得することができますが、合計得点が100点を超えることはありません。 ワールプール社のサステイナビリティ/規制対応部長であり、AHAM委員会副会長を務めるJB・ホイト氏は、「AHAM/CS/ULという新しいサステイナビリティ規格に適合した冷蔵庫を最初に消費者に提供できることを誇りに思います。家電製品を購入する際に消費者が望んでいるのは、幅広い視野でのサステイナビリティの推進であり、私達はこのニーズに合ったプロジェクトに取り組んできました結果、今回の第1号として認証を取得することができました」と述べています。 【今回の認証を取得した製品モデル名】 2ドア・モデル 3ドア・モデル 4ドア・モデル GB9FHDXV GI6FDRXX KFXL25RY GB9FHDXW GI6SDRXX KFXL25RYMS GB2FHDXW MFI2670XE KFXS25RY MBF2258WE   KFXS25RYMS MBF2258XE     MBF1958XE     MBL2258XE     MBR2258XE       ISO 14020とISO 14024の原則に基づき開発されたAHAM 7001/CSA SPE… read more
2012年07月10日
【終了】IEC 62368-1セミナー ~IEC 62368-1 規格の比較とポイント解説 Part 1、Part 2 
IEC 62368-1セミナー ~HBSE、新しいアプローチの導入~ IEC 62368-1 規格の比較とポイント解説 Part 1、Part 2 <8/1(水) 8/2 (木) 東京> ———————————————————- IEC 62368-1は、従来の試験規定や設計(構造)規定に代わり、エネルギー源を重視したハザードベース・セーフティ・エンジニアリング(HBSE:危険から始まる安全工学)という新しいアプローチを採用した安全規格です。このアプローチを設計の初期段階から導入することで、製造者の皆様に、大きなメリットをもたらすことが期待されています。 IEC 62368-1は、 将来、IEC 60950-1及びIEC 60065に置き換わる安全規格として開発されたものであり、現時点では2013年中旬に、第2版が発行される見込みです。第1版と第2版を比較した場合、第1版からの変更点は多くありますが、第1版で基礎を学ぶことにより、第2版での理解が迅速に進むと考えられます。 本セミナーでは、Part 1、Part 2に分け下記の2つの受講タイプをご用意しております。 【タイプA】 Part 1+ Part 2 (IEC 62368-1を基礎から理解されたい方) 【タイプB】 Part 2            (IEC 62368-1の概要を理解されている方) 目的別に、ご選択ください。皆様のお越しをお待ちしております。 セミナー特典:IEC 62368-1 First Edition , IEC 60950-1, IEC 60065の比較表(Webで有料提供中) 「 Part 1 」 新規要求: HBSアプローチ 緩和要求: 現行規格より緩和された内容 「 Part 2 」 軽微な変更: 現行規格からの影響が限定的 重大な変更: 現行規格からの影響が大きい内容 多様な影響: いずれかの現行規格要求から変更 があるもの          【Part 1】 基礎を把握 -> 【Part 2】 要求事項の概説により、製品設計への展開  【 講義内容 】 IEC… read more
2012年07月06日
UL 969 / Marking and Labeling Systems にて認証を取得されている製造業者様へ
昨年12月にSubject: 969が発行されております。対象となるULカテゴリー・コントロール・ナンバー(CCN)はPGGU2/PGGU3/PGGU8/PGGU9, PGDQ2/PGDQ3/PGDQ8/PGDQ9, PGIS2/PGIS3です。その代表としましてCCN:PGDQ2/PGDQ3/PGDQ8/PGDQ9の和訳版を作成いたしましたので以下をご参照ください。   表題: サブジェクト 969 日付: 2011年12月19日 宛先: マーキング&ラベリング・システム(PGDQ2、PGDQ3、PGDQ8、PGDQ9)におけるULコンポーネント・レコグニション・サービスのサブスクライバー(契約者)様 件名: コンポーネント-マーキング&ラベリング・システム(PGDQ2、PGDQ3、PGDQ8、PGDQ9)のスタンダーダイズド・アペンディックス・ページ(SAP)の新規作成について   この度ULは、コンポーネントであるマーキング&ラベリング・システム(PGDQ2、PGDQ3、PGDQ8、PGDQ9)のスタンダーダイズド・アペンディックス・ページ(SAP)を新しく作成いたしました。 この新しいSAPは、ULフォローアップ検査の効率性と一貫性を高めるために発行するものです。大半のフォローアップサービス・プロシージャに含まれている、現行のアペンディックス・ページの要求事項と比較すると、この新SAPで実施された更新及び改善は、全体的に、製造者の皆様とUL検査員への指示事項を明確化するものとなっています。フォローアップ試験におけるサンプル選定では、(プロシージャ・セクション(またはレポートの日付)に基づく)サンプルの統一されたグループ分け基準や、単純化されたサンプル選定頻度が、新たに規定されています。これによって、ULで試験を実施するために選ばれる製品の数が大きく増加することは、ほとんどの場合ないと予想されますが、ケース毎の特殊状況によって頻度の増減は多少発生するかもしれません。また本SAPでは、ULに送られたサンプルのトレーサビリティ記録が新たに要求されています。 製造者の皆様に対するサンプル選定に関する情報と、このブリティン(広報)に示された変更事項を盛り込んだ新しいSAPは別途、本ブリティンの日付から6ヶ月以内に発行されます。製造者の皆様におかれましては、2011年12月19日付けのこの新SAPを受領されるまでは、現行のアペンディックス・ページの保管並びに継続的使用が必要となっておりますので、よろしくお願いいたします。 大半のフォローアップサービス・プロシージャに含まれる現行のアペンディックス・ページに比較し、新しいSAPに採用された変更事項を次にまとめました。これらは、発効日が別途示されている場合を除き、SAPを受領された時点で有効となります。 アペンディックスA 現在施行されており、あらゆるULフォローアップサービス・プログラムに共通する、最新の検査指示が組み込まれた。 FUSサンプル試験のためにULに送るサンプルを、過去の直近の生産ロットから選ぶことが認められた。 検査中に行う構造検証に関する要求事項が追加された。-現行の実践内容を反映した追加 この製品カテゴリーで使用される一般的用語を定義するセクションが追加された。 アペンディックスBとスペシャル・アペンディックスB サンプルの統一グループ分け基準の見直し、並びに、サンプル選定頻度の単純化により、サンプル選定に関する指示事項が改訂された。 あらゆるシナリオでの試験をカバーできる十分なサンプルを確保するため、より多くのラベル・サンプルが要求されるようになった (最少20枚から25枚に増加)。 溶媒または加熱によって貼り付け可能になるラベルに対する、特殊なサンプル準備方法が追加された。 アペンディックスC 編集上の変更のみ アペンディックスD 現在施行されており、あらゆるULフォローアップサービス・プログラムに共通する最新の検査指示が組み込まれた。  (本要求事項については、製造者の方々が適合化を達成するのに十分な時間をとるために、発効日を2012年6月18日とする。) FUSサンプル試験に使用される予定でULに送られたサンプルについて、その記録を入手可能な状態にしておくという要求事項が追加された。これらの記録には、この製品の生産に使用されたあらゆる部品材料について、供給者並びに供給者の表示が明記されていなければならない。 貴社を担当しているULの検査員が、本ブリティンまたは新しいSAPページのファイリングと使用に関するご質問に対応いたします。 上記に関するご質問などありましたら、Tel: 1-847-664-2476、または、E-mail:Richard.C.Winton@ul.com まで、お願いいたします。 ULのフォローアップサービス・プログラムにいつもご協力いただき、誠にありがとうございます。   【お問合せ】 工場検査に関するお問合せ フィールドサービス部 E-mail : IC.Japan@jp.ul.com その他のお問合せ  カスタマーサービス部 E-mail : customerservice.jp@jp.ul.com  
2012年07月04日
【プレスリリース】UL、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関するJIS Q 8901の適合性認証サービスを開始
~太陽光発電システムの普及およびユーザー保護を支援 ~ 世界的な第三者安全認証機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)の日本法人である株式会社UL Japan(本社:三重県伊勢市、以下UL Japan)は本日、地上設置の太陽電池(以下PV)モジュールの信頼性保証体制(設計製造および性能保証)の要求事項(以下JIS Q 8901)の適合性認証サービスを開始したことを発表しました。UL Japanを含め国内に拠点を持つ第三者認証機関から構成される「PVモジュール認証機関協議会」(仮称)において認証スキーム、審査基準、手順などに関し協議されてきた結果、本認証サービスの開始に至りました。 JIS Q 8901制定の目的は、製品設計および製造面において長期信頼性が確認されたPVモジュールの流通と長期間の製品保証体制の確立を製品責任者に要求し、太陽光発電システムへの信頼を高め、その普及拡大をはかることにあります。同時に、製品責任者がPVモジュールの購入者に対して、性能保証条件とサービスを受けるための必要事項を開示し、保証を担保するためのサービス体制を整備することも含まれています。 JIS Q 8901は、PVモジュールの長期にわたる信頼性の評価と基準作りに向けた活動(国際PVモジュールQAフォーラム)の国内における成果として、2012年2月29日にJIS規格として制定されました。2012年7月1日より施行された固定価格買取制度(FIT)では、再生可能エネルギー事業を初めて手掛ける事業者が多く、10~20年間にわたって安定して発電するための保守、メンテナンス体制づくりも重要となります。多くのPVが20年以上の保証を謳っていますが、製造者独自の基準に依存するものであり、購入者(ユーザー)保護の観点からは統一された基準は存在していませんでした。そのため、第三者による基準制定が求められており、基準づくりに関する協議が国際PVモジュールQAフォーラムにて行われてきました。 株式会社UL Japan取締役社長の山上英彦は、「我々は日本国内にPV専用試験所をもつ第三者認証機関として、ユーザーの皆様が信頼できる製品を選択できる市場を形成するお手伝いをするとともに、太陽光発電システムの普及により一層貢献するため、PV関連の包括的なサービスを提供し続けます」と述べています。 JIS Q 8901の要求事項に基づき認証されたPVモジュールは、市場における製品の品質とユーザーからの信頼と安心を高め、「プレミアム認証」としての位置付けが期待されています。 【ULがグローバルに展開する5つのビジネスユニット】 ■Product Safety (製品安全) ULは、世界に認められた第三者試験認証機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。 ■Life & Health (ライフ&ヘルス) 医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。 ■Verification Services (検査・検証サービス) エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。 ■Environment (環境) 環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。 ■Knowledge Services (セミナー・情報提供) 製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Knowledge Servicesと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。   【株式会社UL Japanの概要】 株式会社UL Japanは、米国の世界的第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はこちらをご覧ください。 【ULの概要】 ULは、100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの第三者安全科学機関です。世界46カ国に約9,000名の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はこちらをご覧ください。… read more
2012年07月03日
[FCC][EU]ほかEMC・無線 最新情報
[FCC] グランティコード改定案 FCCはグランティコードを改訂することを計画しています。文字数が3文字から5文字に増え、最初の一桁目は数字となりますが、製造者が自由に決定できる製品コードの要求には変更はありません。 グランティコードに0と1を認めていませんが、これはアルファベットのオーとエルなどとの混合を避けるためと思われます。 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) ⇒ ニュースは こちら [FCC] KDB更新   *2012年6月15日【558074】15.247 DTSの測定方法 【主な内容】 558074 v01は2005年3月のDTS測定方法にとってかわる。現時点ではどちらのガイダンスも使用可能。 更にこれを置き換えるv02ドラフトが発行され、コメント期間は2012年7月20日までとなっています。 ⇒ 詳細はこちらをご参照ください。(言語:英語) [EU] 5GHz帯DFS (Dynamic Frequency Selection) 要求について ETSIは、5GHz帯の気象レーダーなどに影響を与えないメカニズムである、DFSに関して、規格の不備ではなく運用上の不備を指摘しています。また、これに併せてECCも、多くの妨害は主に不適合/違法機器によることが多く、現時点では周波数管理/規格化問題ではないと思われるとコメントを出しています。そのような不適合機器の幾つかにNBは肯定的なオピニオンを発行していたことも指摘しています。今後、ETSIは、以下を重点的にフォローをしていく予定です。 DFSに関して施行状況をより強化する(規格の不備ではなく、製品の不備に起因するところが多い) 対象品目に対する市場監査を強化する 適合に対するアドバイスを提供する [規格情報] CIPSR 16-1-5、韓国SAR測定方法 ■ CISPR 16-1-5 ed1.1 (2012-06) Specification for radio disturbance and immunity measuring apparatus and methods – Part 1-5: Radio disturbance and immunity measuring apparatus – Specifications and validation procedures for CALTS and… read more
2012年07月01日
【無料】お客様相談会開催のお知らせ <7月 東京> 【LED電球・照明器具】
7月1日からのLED電球およびLED電灯器具の電気用品安全法規制対象化に伴いUL Japanでは大変ご好評をいただいております「お客様無料相談会」を、東京にて開催いたします。 過去に開催した 「お客様無料相談会」 では多様な製品カテゴリーで、UL認証取得の進め方、工場登録の必要性、さらに工場検査の内容など、様々なご相談を頂戴いたしており、このたびのLED照明関連の対象化につきまして、お客様の実情にあわせた具体的なお打合せを通じてスムーズな市場導入を支援させていただければ、と思います。 また、電気用品安全法(PSE)をはじめ、その他各国の安全要求、光学測定(Lighting Facts, LM-79 etc.)、性能評価(Energy Star, LM-80 etc.)、Zhaga認証などに関するご相談にも対応可能です。 弊社の担当者と直接お打ち合わせいただく事によって、ご質問に対する回答以外にも、効率的に認証を取得するために有効な情報などを得ていただけると思います。 是非この機会にお申込をご検討下さい。 ■日程: 7月18日(水) 19日(木) 20日(金) 23日(月) 24日(火) ■時間: 各日程 10:00~12:00 , 14:00~17:00  の間で、各社約1Hr   ■場所: (株) UL Japan  東京本社 (東京都千代田区丸の内) メール本文に下記を必ずご記入の上、メールタイトルを【お客様無料相談会 申込み】として、弊社営業部 Sales.JP@ul.com  宛 お申込み下さい。 受領後、担当よりご連絡させていただきます。 【1】  お名前(ふりがな) 【2】  会社名・部署名 【3】  TEL / FAX 【4】 e-mail アドレス 【5】 ご希望の日程と時間 <第一希望> 【6】 ご希望の日程と時間 <第二希望> ■事前情報として、下記事項も併せてお知らせ下さいます様お願い致します。 * 現在ファイルをお持ちですか? Yes / No ⇒Yesの場合、ファイル番号:「    」 * 新規の申請をお考えですか? Yes / No… read more