ULは、IEC 62368-1の主要な考え方や要求事項の概要を説明したテクニカル・ブリーフを、順次発行しています。 以下に現在発行されているテクニカル・ブリーフとその参考和訳のリストを掲載しました。参考和訳は完成次第、順次掲載します。
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IEC 62368-1の適用範囲について
IEC 62368-1’s Scope 
適用範囲に書かれている内容の考え方を紹介しています。
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HBSEのスリーブロックモデルについて 
HBSE’s Three Block Models
この規格では、製品安全に対するアプローチを、スリーブロックモデルを用いて表します。傷害の要因となりうるエネルギが伝達メカニズムを介して人体に伝達したことにより傷害が起こります。その伝達メカニズムに適切なセーフガードを挿入することにより、痛み、傷害、または発火、拡大、拡散の可能性を効果的に軽減することができます。その基本原理をこの解説で紹介しています。
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一般人 vs. 熟練者 vs. 教育を受けた人
 Introduction to Safeguards
セーフガードによる保護のレベルは、製品に関わる人の経験レベルによって異なります。人の分類を行わなければ、セーフガードの数、触れることができるレベルも判定することができません。この規格では、3タイプの人の分類を行います。それらの考え方をこの解説で紹介しています。
 
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セーフガードの概論
Introduction to Safeguards
この規格で使用されているセーフガードは、痛み、傷害、または発火、拡大、拡散の可能性を減少させるための物理的要素であったり、知識として備わる要素であったりします。それらを正しく理解することにより、規格本文で要求されるセーフガードを正しく使用することができるようになります。この解説では、セーフガードの基本的概念を紹介しています。
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エネルギ源の一般分類:クラス1、2、3
General Energy Source Classifications: Class 1, 2 & 3
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IEC 62368-1では、各エネルギを3つのエネルギクラスに分類することが極めて重要なプロセスになります。この解説では、各エネルギの種類、各エネルギクラスはどのようなレベルのものかということを紹介しています。
 
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電気エネルギ源(ES) vs. SELV及びLCC
Electrical Energy Source (ES) vs. SELV and LCC
 
この解説では、この規格で定義している電気的エネルギがどのようなものかを概説し、さらに、IEC 60950シリーズにおいて、ユーザー/オペレーターが触れることができる判定に採用してきたSELV、LCCとIEC 62368-1における一般人が触れることができる限度値の比較を紹介しています。
 
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潜在的発火源(PIS)について:アーク性&抵抗性
Potential Ignition Sources (PIS): Arcing & Resistive
 
火災の要因となりうる熱エネルギ、また、そのエネルギ回路のどの部分が発火源となるのかを理解することは、IEC 62368-1の箇条6を理解する上で非常に重要な要素となります。それらの考え方がこの解説にまとめられています。
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ファイアコーン:コンセプト&適用
Fire Cones: Concept & Application
IEC 60065から引用されてきたファイアコーンの考え方、形状、制限エリア内の材料コントロール、PISに対するバリアの考察、防火用バリアを使用した時の制限エリアの形状の変化を概説しています。
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故障状態における火災に対するIEC 62368-1の2つの保護オプション
IEC 62368-1’s Two Options for Safeguarding Against Fire Under Fault Conditions
 
 単一故障状態における電気的要因による火災のセーフガードとして、IEC 62368-1では2つのオプションを選択できるようになっています。この解説では、Method 1として試験ベース、Method 2として構造ベースのセーフガードを概説しています。
 
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IEC 62368-1の可触性プローブ
IEC 62368-1’s Accessibility Probes
IEC 62368-1附属書Vでは、様々な可触性を判断する試験プローブを定義しています。この解説では、それぞれのプローブが、IEC 60950-1、IEC/UL 60065のどの項目で採用されているかを一覧にし、紹介しています。
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ファンのK Factor定格
Fan K Factor Ratings
対象製品に含まれる最も危険な可動部として、IEC 62368-1の細分箇条8.5「危険な可動部に対するセーフガード」に記されているファンブレードについて概説しています。
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接触許容温度限度値
Touch Temperature Limits
ここでは、熱的要因による傷害または皮膚の熱傷について概説しています。これらの傷害は、熱エネルギが伝導し、人体に伝達された時に発生します。また、IEC 62368-1ではどのようにこれらの発生リスクが回避されているかを述べています。
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IEC 62368-1における指示セーフガードの標準形式
Standard Format of Instructional Safeguards in IEC 62368-1
熱エネルギが人体に伝達する可能性を減少させるための指示セーフガードについて概説しています。
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外部回路(新用語)vsTNV回路(旧用語 
External circuits (new terminology) vs TNV circuits (old terminology) 
 
ここでは、IEC 62368-1による外部回路の定義とTNV回路の定義の違いを説明しています。また、電力制限、過渡電圧、接触電流、ビルの配線保護についても述べています。
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IEC 62368-1機器表示
IEC 62368-1 Equipment Markings
 
安全要求表示として、様々な表示要求がありますが、この解説では、それぞれの表示の役割を概説し、表示要求の考え方を述べています。
 
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IEC 62368-1におけるセーフガードとなるコンポーネントの使用
Use of Components as Safeguards in IEC 62368-1 
エネルギ伝達を減少させるコンポーネントセーフガードは、電気的エネルギの場合、基礎、付加、強化セーフガードのいずれかの役割を果たします。また、電気的要因による火災の場合、コンポーネントセーフガードは、付加セーフガードとしての役割を果たします。これらのコンポーネントセーフガードは、附属書Gに関係するコンポーネントになりますが、この解説では、セーフガードとして機能するコンポーネントの考え方を概説します。
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IEC 62368-1第1版に不随する新規試験&試験機器
New Tests & Test Equipment Associated with IEC 62368-1, Edition 1.0
 
IEC 62368-1を導入するにあたり、把握しておかなければならないうちの1つに「新規試験」や「必要な試験機器」は何かということがあります。この解説では、このようなIEC 60065又はIEC 60950-1の要求事項と大きく異なる試験項目及び新たに必要となる試験機器について取り上げています。
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外部配線に供給する回路に関する要求事項
Requirements for Circuits Supplying External Wiring
 
現在のIEC 60065, IEC 60950-1において使用されている「TNV回路」という用語は、IEC 62368-1においては「External Wiring」という総称に置き換えられます。この解説では、IEC 62368-1に関連する外部配線に関する「感電」、「火災」、「皮膚の熱傷」について概説します。
 
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セーフガードとして使われる保護導体に関する要求事項
Requirements For Protective Conductors Used as Safeguards
 
感電の保護の手法として、保護導体(保護接地導体又は保護ボンディング導体)をセーフガードとして使用する場合があり、第1版の要求事項は複雑に構成されていますが、IEC 60065, IEC 60950-1の要求事項に類似しています。この解説では、セーフガートとして機能する保護導体の要求事項について概説します。
 
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セーフガードの堅牢性の評価に関する要求事項
Requirements For Investigation of Safeguard Robustness
 
人体へのエネルギー伝達の可能性を減少させる物理的部分をIEC 62368-1では固体セーフガードと称しています。一般的には、エンクロージャやバリアが該当しますが、そのような固体セーフガードには堅牢性(強度)が今まで同様求められます。この解説では、堅牢性について概説します。
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巻線コンポーネントに関する要求事項
Requirements for Wound Components
 
巻線間に基礎、付加、強化セーフガードが要求される場合、ボビン又は薄いシート状のセーフガードを挿入する方法の他、現在のIEC 60950-1及びIEC 60065に規定されている介在絶縁物なしで用いる絶縁巻線に対する要求事項に類似した要件が附属書G.11に規定されています。この解説では、IEC 62368-1、IEC 60950-1及びIEC 60065の相互参照表を用いながら概説しています。
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PS1、PS2及びPS3電力源の区分&電気測定
Classification & Electrical Measurement of PS1, PS2 and PS3 Power Sources
 
「電気的要因による火災:箇条6」を評価するうえで、最初に行わなければならない測定が、エネルギの区分となります。電力源の最終的な決定は、2つの試験方法において行われます。この解説では、測定ポイントの決定を含め、区分決定までの一連の流れを概説しています。
 
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二次回路内で相互接続されたES3及びES1の評価
Assessment of Interconnected ES3 and ES1 in Secondary Circuits
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一般人がアクセス可能になるエリアは、特別な構造を除きES1に区分される必要があります。HBSEの概念を取り入れたIEC 62368-1では、スリーブロックモデルにも表せる通り、エネルギと人体との間にセーフガードを挿入させる必要があります。ES区分でも同様のことが言えますが、IEC 62368-1 1st Editionにおいては、2nd Editionに向けて大きな課題が残されており、その内容を概説しています。
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IEC 62368-1におけるエンクロージャ開口部の取り扱い
IEC 62368-1’s Treatment of Enclosure Openings
機器に提供されているエンクロージャ開口の主な役割としては、製品内部の温度を下げるための換気目的が主となりますが、その開口は開口寸法要求にも適合する必要があります。この解説では、どのような開口要求があるのかを概説しています。
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CSA/UL 62368-1、第1版に附属する予定の国家デビエーション (Part I, II, III)
National Differences to be Associated with CSA/UL 62368-1, Edition No. 1 (Part I, II, III)
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カナダ/米国は2012年6月頃までに、2ヵ国共通規格としてCSA/UL 62368-1 1stを発行する予定としています。今回発行する規格はIEC 62368-1 1stを基に国家相違を加えた全体像となっていますが、その国家相違がどのような形式で規格上に加えられているのか、また、どのような要求が国家相違として加えられているのかを3つのパートに分けて概説してあります。
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 IEC TC108による、MOVを含むサージ保護デバイスに関する要求事項の継続的改善
IEC TC108’s Ongoing Refinement of the Requirements for Surge Protection Devices, Including MOVs
MOVを含むサージデバイスは、第1版では非常に限定的な使用に限って認められており、第2版に向けて検討が進んでいます。この解説では、第1版での要求事項を解説していますが、現在の問題、今後の取り組みも合わせて概説しています。
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レーザ及びLEDによる非電離光放射に関する要求事項
Requirements for Non-ionizing Optical Radiation from Lasers & LEDs
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IEC 60825-1、レーザ製品の安全性に関連するコヒーレントレーザ光源、及びIEC 62471、ランプ及びランプシステムの光生物学的安全性に関連する非コヒーレント光源からの非電離光放射(OR)について概説しています。
 
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内部又は外部電線に関する燃焼性要求事項
Flammability Requirements for Internal and External Wiring
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PS2又はPS3回路内にある内部及び外部電線は、IEC 60332シリーズに基づく燃焼試験に適合しなければなりません。現在のIEC 60065及びIEC 60950-1においては要求事項がないため、規格の移行にあたりインパクトがある項目でもあります。また、IEC 60332シリーズは、導体サイズによって規格が細分化されているため、注意も必要になります。
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液体充填コンポーネント(LFC)に関する要求事項
Requirements for Liquid Filled Components (LFC)
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内部コンポーネント温度を下げる手法として、開口を設ける、ファンを設置する他、液体が重点されているヒートパイプや冷却ループを使用するという方法もあります。この解説では、液体充填コンポーネントを使用する際に考慮しなければならない事項を概説してあります。
 
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IC電流制御器の使用
Use of IC Current Limiters
外部回路の出力電力を制限するために、一般的に用いられている方法に集積回路(IC)を経由させる方法がありますが、このような出力電力を制限する部品は、個条6に関するエネルギ分類に大きな影響を及ぼします。よって、これらの部品はセーフガードコンポーネントに位置づけされるため、個別の試験に合格する必要があり、その内容について概説しています。
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電池セル、電池(パック)及び燃料電池に関する要求事項
Requirements for Battery Cells, Batteries (Packs) and Fuel Cells
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機器が電池駆動又は燃料電池駆動する場合、これらの電池には附属書Mの要求事項が適用されます。IEC 62368-1 2ndではいくつか変更される予定もありますが、ここでは1版の内容に関して概説しています。
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IEC62368-1の第2版で予定されている変更
Planned changes to IEC 62368-1 for Edition No. 2
今現在、IEC TC108ではIEC 62368-1 2ndの発行に向け検討を進めていますが、その中の一部で第1版からの変更点を概説しています。
(TC108/479/CDVベースの概説になります)
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IEC 62368-1とは何か;何が異なるのか?
What is IEC 62368-1; What is it Not?
HBSを基礎として規格ということもあり、一部ではIEC 62368-1が安全規格ではなく、適性を含まないHBSEであるという誤解が生じています。この解説では、HBSをどのように取り入れたのかを概説し、他規格との相違を述べています。
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